6月17日(水)曇り


ひと月ほど前から、短い咳が続き、

なんかおかしい。

特に歌うときに大きくブレスすると、

咳き込む。

夜中に咳がでたり。。


ちょっと心配になって、

お世話になっている著名な音楽プロデューサーに

呼吸器科の先生を紹介してもらいました。


あああ、もし、肺に蔭があったらどうするよお・・。

これから、ツアーもあるし、制作もあるし。。


仕事で歌っているから、

喉、使いすぎ?な、わけないし。


でも、私の歌手仲間も皆さん何か、喉の周りは

炎症があったり、ポリープがあったり。職業病かな。

ピアニストは、よく腱鞘炎になったり、

ドラマーは腰痛とか。。


と、暗い気持で恐る恐る新宿にある

その先生のクリニックを訪ねました。


まず、聴診器をあてる。

「あ、音が聴こえないので、喘息ではありませんね」


ほっ、よかった。そしてレントゲン。

待っている間、怖かった~。

約20分後、再び診察室へ。


「大丈夫、肺に異常はないですよ」


よかった~~。ひとまず安心。


「この症状は咳喘息です」

ん?咳喘息?初めて聞く病名。


「約8年ほど前から学会で話題になっています。

原因不明なのですが、風邪などから

咳だけが残るのは、たいがいこれです。

あとは、大気汚染によるものかもしれません。」


気管支の壁が敏感になってしまって、空気が通ると

異常に反応して咳がでるそうです。

現在、すごく増えているそうな。


「今のところたいした症状ではないのですが、

放置しておくと本物の喘息、肺炎になったりするので、

治しましょう。」

たいがいの人はたいしたことないと安心して、

そのまま放置して大変になるそうな。


10年前の悪夢が甦る。

喘息、やりました。

吸入なしではどうなってしまうのか、

というほど、苦しい事態でした。


「喘息は、発作が起きたら急に命落としますよ」

知ってます、治しますよ。絶対。


ということで、普通の咳止めでは治らない、

とのことなので、特別に処方してもらうお薬の

処方箋を頂く事に。


「これは朝と寝る前、副作用は、夜に目がさえて眠れません。

、そしてこちらは三食後、これは凄く眠くなりますので、

運転はしないように。

眠れない時に飲む睡眠薬はこれ」

って、よくわかんない~。


眠れないのと、眠れるのだったら、プラマイゼロっしょ?

ま、いいや、あとで薬局のお姉さんに聞こう。


「先生、他に何か副作用とかありますか?」


「そうね、時々、動悸がすることがあります。

血糖値が少し上がるかな。

あ、それと、、、太ります」

「え??ふとる?」

目を急に丸くする私に横にいた看護婦さんが、

くくく、と笑う。


「はい、太ります」

(初老の先生、とてものんびりとした口調)


がっくり。なんでえ??

食べすぎで太るのは、仕方がないけれど、

副作用で太るとは。


「顔がね、丸くなります」

げげげ、これ以上丸顔になってしまうの!

ビジュアル的に困るわあ。


な、なんか、理不尽だわ。

美味しいもの食べているわけではないのに、

薬の副作用で太るなんて。


ま、でも、贅沢は言えません。

深刻な病気ではなかったんですから。

とりあえず、神様に感謝。でも・・。


太って治るか、薬飲まないで具合悪くなるか、

二択だったら、やはり、治したい。


ので、皆さん、ライブで私が太って見えたら、

食べすぎではありませんからね~。