12月27日(土) 晴れ


昨日はほんとにほんとの最後のインターFM「Marica Club」の番組収録に行ってきました。最終回です。寂しいなあ。。2年9ケ月の歴史にピリオドが打たれました。


今まで番組内ではいろんな事があり、また、いろんな方とお会いでき、沢山勉強させて頂きました。


最初はマイクの前で緊張してね。こんなにもステージでしゃべることと違うのかい?という緊張。収録の前日は資料や台本に目を通しながら、眠れなくなったり。今年に入ってからは、ブルーノートとのコラボでアーティストインタビューがあるので、世界のビッグアーティストに失礼があってはならぬ~、とネイテイブに無礼な英語ではないか、チェックに行ったり。懐かしいなあ。


ゲストも沢山の方が来て下さいました。スタジオセッションの時は、小沼ようすけさん(G),市原ひかりさん(Tp),太田剣さん(As),守屋純子さん(P),小林桂(Vo)さん小林香織さん(As)などなど。

小沼さんに「いつもライブの帰りに車の中でマリカクラブを聴きながら帰るんです。歌の歌詞の意味や、曲の由来などが聞けて興味深いし、勉強になります」と言って下さり、嬉しかったです。小林桂さんとのボーカルデュエットで、私は男性ボーカリストとの楽しさに目覚め、その経験からアイディアが出たのが、今回のアルバム、「BATUCADA~Jazz'n'Bossa」の中でのマイケル・フランクスとマルコス・ヴァリとのデュエット。桂君のおかげです。


トークゲストでは、真島茂樹さん(振り付け師)、清水国明さん(タレント)、KABA.ちゃん(振り付け師、タレント)、渡辺裕之さん(俳優)、ゴスペラーズ(シンガー)、森山良子さん(シンガー)、山中千尋さん(P),寺井尚子さん(Vl)、矢野沙織さん(As),クミコさん(シンガー)、塩谷哲さん(P),伊藤たけしさん(As)、渡辺香津美さん(G),江守徹さん(俳優)などなど、また、ジャズに対する造詣が深い方々、スイングジャーナル誌の三森編集長、医師でありジャズ評論家でもあられる小川隆夫さんらのお話でぐっと格調高くなったり。

す、凄い顔ぶれでした。他にないと思います、こんなにゴージャスなゲストが来てくれる番組なんて。私はなんと幸せでしょう!

印象に残っているのはKABA.ちゃんがダンサーを目指して、ニューヨーク修行時代のお話をしてくれたこと。ボブ・フォッシーのお弟子さんのレッスンを受けていたとか、で、同じようにアーティストを目指し、がんばっていた事を聞いて、タレントさんとして持っていたイメージとはまた違った、私との共通の感性をもっていることに親近感を覚えました。もちろん、テレビ通り、というかそれ以上に楽しい方でしたが。


そして、ブルーノートの出演アーティストのインタビューは一生忘れられない、素晴らしい経験をさせてもらいました。スティーブ・タイレルさん(Vo),リー・リトナーさん(G),ディーディー・ブリッジウォーターさん(Vo),キャンディ・ダルファーさん(As)などなど。特にスティーブ・タイレルさんとは、インタビュー前に、突然デュエットをしてしまったり。それもバート・バカラックのお話で盛り上がったから。リー・リトナーさんは、こちらがわがままを言って、ギターの生演奏をしてもらったり。ありえないことです。ギャラ高い~んだから。キャンディ・ダルファーさんはとってもおしゃれで可愛くて、そして優しくて、こんな女性になりたい、と思ったり。ディーディーさんは、明るさ全開で、元気を貰ったり。楽しかったなあ。


そして、スタジオに遊びに来てくださった、デビッド・マシューズさん(Arr,P)、アンディー・スニッツァーさん(Ts),グラント・スチュアートさん(Ts)。今のニューヨークを感じさせる、かっこいいアーティストのオーラで刺激的でした。


思い出せば、本当に凄い方達ばかりで、よく実現したなと感謝の気持でいっぱいです。放送作家の安本さん、ディレクターの酒井さん、インターの山脇さん、事務所のスタッフたち、本当にありがとう。凄い方達を番組に呼んでくださったのはこの方達のお力があってこそ。この仕事はみんながプロフェッショナルな仕事ぶりで、情報収集、資料準備、台本制作、スケジュール調整、ゲストのアポと全てが迅速に行われ、本当に仕事がしやすく、そして現場は笑いが耐えなくて、楽しかったです。

収録後に突然、インターFMの高原さんがお花を持ってきて下さり、じ~ん。泣きそうになりました。(写真が届いたらアップしますね)


最後の収録は、リスナーへの感謝の気持を込めて、私が特別に、アカペラで1曲歌います。ステージでもそうはやりません。特別の日だからね。

最後の放送は29日(月)夜11時から76.1Mhzです。皆さん、今まで、聴いてくださり、本当に有り難うございました。

また、番組できるといいな。ジャズの番組って、そうそうないですからね。誰か私をどこかの番組でパーソナリティとして雇って下さい~。

では、来年はぜひ、皆さんとライブでお会いしましょう。