車椅子ユーザーの選択肢 | 麻生真里オフィシャルブログ Powered by Ameba

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車椅子ユーザー



車椅子になってから

歩けてた時の様に

ここに行こう!

ここに行きたい!

と思っても、

段差はあるのか?

車椅子は入れるのか?


毎回毎回、電話で確認する

歩けてる時には考えてもいなかったから

凄く手間で不便に感じる事が増えました

毎回毎回、車椅子ですが大丈夫ですか?

口癖の様に呪文の様に同じ事を聞く…


でも、車椅子という乗り物に乗ってる以上

構造上、物理的に

行けるところもあれば、行けないところもある 

入れるところもあれば、入れないところもある


男性スタッフも居ますので介助させていただきますと言われるところもあれば、女性スタッフしかいないのですみませんと言われることもある

段差がありますが介助させていただきますと言われるところもあれば、車椅子の介助に慣れていないのですみませんと言われる事もある


選択肢は車椅子になって狭くなり選べなくなった


段差の有無が分からない

問い合わせも最近はHPに電話番号を書いていない 

お店の名前と電話番号と入力して検索

そして電話番号を調べて

電話して確認して行く…

この作業に時間を割かれる

たった数分、数十分かもしれないけど

歩けてる時にはそんな事して来なかったから

未だに歩けなくなって14年目、慣れない

前なら気にせず行けたのに…


でも古い建物、お店の作りだったり

色んなことが今はまだ全部車椅子に対応してる訳じゃなく、私が嫌な気分にならないためにも、突然行って、お店の人が対応出来なくて困らない為にも電話で確認する様にしている

正直、毎回とても面倒だけど仕方ない


私がお金を出して行きたいお店を1店舗ずつ改装する訳にも行かない


介助する側もされる側も怪我のリスクがある

もし私の事を落として命に関わることがあったらと、介助してくれる側が、私の様に一生車椅子生活になったら、私は責任を負いきれない

あの日頼まなければとか

あの日介助しますって言わなければとか

お互いそうならない為にも相手も気を使うと思うけど私もそこまで考えてしまう


障害があっても

行きたい所に行きたい時行ける様になる日が来て欲しいと思うけど、電話をすると是非来てください。大丈夫ですよと言ってくださる所も多い


私は過去、いつも車椅子で行ってたお店に突然入れて貰えなくなったり、タクシーの乗車拒否、不動産の車椅子料金請求などなど


車椅子になってから色んな経験をしたけど、

理不尽だと思う事も沢山あるけど、

どれだけ悔しくても

相手側の名前は絶対に出さない

何か要望があるなら直接お話をする

何かSNS等に書いて炎上する事がない様に心がけています


炎上というのは色々問題になるけど

少なからず楽しい事では無いし

あることない事まで言われることも多い

小さなお店なら今の時代潰れかねない

講義の電話で通常の業務が出来なくなることもある

精神を病むこともあるし

最近はSNSで人が亡くなる時代

いい事は何も無い

悔しくても理不尽でも細かくは書かない

日にちや特定に繋がることも書かない


映画はだいたい車椅子席あるし

劇場によってもその位置が違う

(真ん中に車椅子席の所もあれば1番前のところもある)


車椅子になるまで車椅子席があってもそこを使う訳では無いから気にしてなかったけど…

車椅子席はあるけど

いちばん多いのは1番前の席

車椅子になって初めて映画を見に行こう!

と思ってワクワクして行ったけど

1番前の席で2時間近く観るのは映画の内容云々以前に、首が痛い見ずらい…内容も入ってこないくらいただただ苦痛だった

身障者割引あるけど、そんなの無くていいから見たい席で前みたいに観たいなと思う


でも真ん中の方で、上の方で観たくても

階段が登れないから見たい席では見れない…

介助してくれる友達に映画奢るからついてきてと頼むかチップ払ってマネージャーにプライベート付き合って貰うか、それが嫌だったり予定が合わないなら、もう諦めて行かないか…笑


もちろん誰かと行く時には、映画館には伝えて、1番先に入ってお客さんみんな出てからの出入りをして、車椅子を置いてもいい所を聞いて他の方の邪魔にならない様にするけど、家のテレビで見るのと、映画館で見るのはやはり全然違う…


でも、やはりそんなこんなで選択肢が少なくなった特に映画を観る機会は本当に少なくなった…

今日○○行こうとか、ちょっと映画見に行こうかな…とかもとにかく少なくなった…


残念だけど色んな選択肢や、

気軽さは程遠くなった気がするけど、


毎回初めて行く所に電話して

行ってもいいですか?車椅子ですが入れますか?

と聞くと親切に対応して下さる方、

ロビー1階の入口が入りにくいので電話くれたら1階までお迎えに行きますよと言ってくださるお店、

また来てくださいねと言ってくれる所も沢山あってありがたいです。


車椅子という乗り物に乗ってる以上

構造上、物理的に

行けるところもあれば、行けないところもある 

入れるところもあれば、入れないところもある


何も考えずに行けたらいいなと思うけど

手間だし毎回毎回電話番号調べて電話して

車椅子ですが大丈夫ですか?

入れますか?段差ありますか?

はぁ…って思うけど  

電話すると親切に対応してくれたり

出来ること出来ないことを事前に伝えてくれたり

どうしたらいいか聞いてくれたりする事も時々あったりします


何が正しい何が正しくないは分からないけど

私の場合歯のお話として聞いてください


そして過度に叩く事から足を組んだだけで足動いてるじゃん…などへ発展するのもなくなって欲しいですね…


完全麻痺だったり車椅子ユーザーは出来ないなりに色々考えてたり動く手を使って何とかしたりしてたりするものです


私も完全麻痺だけど足を組みます

【手動】ですが手で足を持って組みます

組む理由は人それぞれだけど、足に負荷をかけたかったり、足を組まないと足が開いてしまったり、写真を撮る時写りが綺麗だったり人によって様々です


車椅子と一括りにしても、損傷部位や重度軽度、長くは歩けなくて立てるけど少し歩けるけど車椅子ユーザーの方もいます



今回のことはその場にいなかったし一概に言える立場にないですが、、、


車椅子でも行きたいと思った時に自由に行きたい所に行ける日が来ると何よりいいなと思っています。









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