広告批評 「テレビのこれから」 | Fruits of Serendipity

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marianneが偶然出会った「幸運の結果」。または、素敵なアレコレ(音楽,映画,本,TV,アート,Web,広告,人)への深夜に綴るラブレター。

広告批評』の現在発売中の巻、ちょうど今買ってきて読み始めたのですが、
特集「テレビのこれから」で、我らが大根仁さんもアンケートに答えていらっしゃいます。

ブログで「錚々たるメンツの中に町場のテレビディレクターはオレ一人。
だから規定の文字数超えてがっつり書かせていただきました。
」とおっしゃってるとおり、
とてもアツイご回答。

そこで気になったのが
「Q3. デジタル化やウェブとの連動によって、テレビに新しい可能性が
 生まれるとすれば、それは具体的にはどういうものでしょう?」のお答え。
気になるほんの一部だけ”写経”させていただくと、
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テレビの三大要素は「情報」「娯楽」「広告」だと個人的には思っています。
これからはその中で一番幅を利かせてはいけない「広告」が幅を利かせてゆくのではないでしょうか?
デジタル化やウェブ連動によってそれが加速してゆくと思います。
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このアンケートについて書かれたブログでも
「でもね、中島さんが書いているように視聴率ってCMに入ると落ちるんだよ。
 広告主にとっちゃそりゃテレビはCMのためにあるんだろうけどさ、
 みんな番組が観たいんだよ。CM観たくてテレビ観てるヤツなんかいないんだよ。」
とおっしゃってますが、
本当にそのとおりだと思います。

CM観たくてテレビ観てるヤツなんかいない。
広告見たくてインターネットやってるヤツなんかいない。
もしいたら、それは広告主と広告関係者ぐらいだと思います。
(CMの場合は出演タレントが見たいとか、例外もあるでしょうが、一般的に。)

テレビ番組を作る人も、雑誌を作る人も、インターネットのコンテンツを作る人も、
「誰に見てもらうために作るのか?」を忘れて作っても意味ないですね。
広告を作る人は広告主様のために仕事をするというのもあるのだけど、
その広告を評価するのは、それを見ている視聴者/読者/ネットユーザーなんだってことを、
絶対に忘れてはいけないのです。

いつも思っていることですが、今日大根さんの文章を読んで、
改めて強く感じました。
こうやってはっきりと自分の意見を言う人、大好き。



それにしても。
そのブログの下のほうに、アンケートで大根さんが心動かされた回答をされていた
中島信也さんと佐々木宏さんのCM作品を貼っているんだけど、
その下に貼ってる「大根仁さんの作品」であるところの
『美しい男性応援歌#1』にめっちゃ笑いました。


松尾スズキさんプロデュースの美少年バラエティ「美しい男性」
はBSジャパンの放送なので私は観られないのですが、
これ観るだけでも面白そうですね。
宮崎吐夢さんは天才だなーホント!!
怖いときに「ODAYUJI」と唱えて恐怖心を落ち着かせたりする私ですが、
これからは、その呪文が「I・SI・DA・I・RA」になりそうです(笑)