福岡での単独公演を皮切りに、新宿、翌週末は代官山、仙台、渋谷。

と各地で立て続けにブチかまし、一瞬で過ぎ去った濃密な10日間。

8月まであれだけグータラ過ごしていたくせに、ウォーミングアップもせずよくもまあ社会復帰出来たものだと、自分を褒めてあげたい気分。

相変わらず、精神力と自己への過信だけで日々を乗り切って居るワタクシなんだけど(得意げに言うな)まだまだ行ける気がして居る2017年秋。キノコは今まさに旬を迎えようとして居るのである。

 

どの公演もそれぞれに思い出深かったけど、やはり8日の「電撃的東京」で平山みきさんと共演した時の緊張は最早隠す気にもならず、必死で鍵盤を弾きながら(みきさんのキーは黒鍵が多くワタクシには難易度高い)自分の技量の追いつかなさに思わず何度か失禁・・・じゃなかった失笑してしまった程。

キノコホテルが人様のバックを務めた事は殆ど無く(昔、新潟でご一緒した巻上公一さんとパイクを演ったぐらい)それはワタクシが人の横で黙々とオルガンを弾いて居る姿が余りにも様にならない所為なのだが、今回ばかりは何せ憧れのみきさん。

痺れるひととき。お勉強させて頂いたわ。

 

 

オーラすんごい。

偶然にもワタクシは黒、みきさんは黄色のスパンコールでちょっとお揃い風味。

 

 

それにしてもあの晩は果たして「星くず兄弟の伝説」やハルヲフォンを知って居るお客がどのくらい居たのだろうか?否、大半はそれ目当てだった筈だけど。

know futuresは星くずの劇中歌を沢山演ってくれたし、前情報では「ハルヲフォンの曲は演らない」と宣言して居たと云う噂の近田さんらハルヲフォンメンバーによる「活躍中」では、「電撃的東京」に収録の曲は勿論、「グローリアのうわさ」「十年早いぜ」「プラスチック・ムーン」など鉄板曲を立て続けに披露してくれて、でもあくまで客に歌わせようと鍵盤を弾くだけの近田さん。しかしシャイな客層。

 

皆歌え!!!近田さんの言う事聞けよ。

そう念じながら、関係者ブースで高木完ちゃん(星くず兄弟のお二人の事は尊敬を込めてちゃん付けで呼ばせて頂いて居る)と「デサノヨ来た!」「歌い出し何だっけ?」「えーとね、確か・・・」なんて具合にまるで同世代のお友達のように酔ってきゃいきゃい騒ぎながら熱唱したり、若かりし頃のワタクシが見たら卒倒するような楽しい場面が繰り広げられたのであった。(何度も言うけどリアルタイムじゃないからね)

 

15年くらい前に今は亡きヴァージンメガストアで買ったDVDに、完ちゃん、シンゴちゃん、近田さん、手塚眞監督達からサインを頂く。ミーハー。

京子ちゃんにもお会いしたかった・・・・

 

来年公開の「星くず」新作の出演オファーがワタクシに来なかった事だけは今ひとつ納得出来ないけどまあ満足。

手塚眞監督には終演後に初めてお会いしてご挨拶させて頂きました。

「大魔境」聴いてね、宜しく頼むわよ監督。

 

嗚呼、思いが募り過ぎて長文化してしまったので、鬱フェスの事はまた改めて綴るとするわ。

ではまた
ご機嫌よう。