4月16日
起床すると、宿の共有スペースに見慣れない食物が。
「あ、これシンドーさんが持って来て剥いてくれました。台湾の果物だそうです」
台湾の土地柄と云うのは人間の人格をこうまでも変えてしまうのね・・・
恐るべし。
この日は従業員達を連れて街中で動画やスチールの撮影を敢行する事になっており、食事に出る時間も無かったので有り難く頂く。
朝からステーキ食べたい派のワタクシが果物とは、いつにない女子力の高さ。しかしそれ以上に女子力の高いシンドー君・・・
あんた、帰国したらちょっとだけモテるようになるかも知れなくてよ。
さて、身支度を済ませ最新の制服に身を包んだ一同は、車に乗せられ山の方へ。
到着したのは新北市にある深坑老街。
シンドー君からは「観光地だけどそんなに人が居ないし、町並みが古くて雰囲気が良い」とお薦めされた場所だったのだが
人、結構沢山居ますけど。
入口には観光バスが沢山停まり、進んで行くと大陸の方からの観光客でごった返して居たのであった。
日曜日だもの、無理は無い。ついでに、空模様も大分怪しい・・・
アテが外れてテンパり気味のドテミを尻目に、台湾初の観光地ではしゃぎ始める従業員達。ワタクシはマッサージ器具や健康グッズの専門店を見つけ大興奮のまま長居してあれこれ買い求める始末。最早只の観光。
メインストリートを抜けた場所にある飲食店に入って休憩して居ると案の定雨がパラ付き始め土砂降りに。
結果、足止めを食らい暫しその場で待機。仕方が無いのでビールをお代わりし続ける。
深坑老街と云えば豆腐の街なんだそうな。確かに至る所「豆腐」の文字だらけ。
台湾珍グルメの代表格である臭豆腐くらい食したかったけど、それより気になる大腸麵線(字面が最高)に後ろ髪引かれつつ、何とかタクシーを呼んで再び台北へ。
街中をぞろぞろ歩きながらゆるっと撮影を続け、陽が落ちてから夜市へ。
何ともノスタルジック。
はい出ましたわよ、臭豆腐。
見た目は普通だし単にあの匂いそのままの味なので、特に抵抗も感じずモリモリ頂くワタクシ。ジュリ島さんも平気そう。
ケメとふぁびゑは一口食べて案の定リタイアしておりました。
この日撮影した写真やら動画やらは、然るべきタイミングで敬虔なる胞子達だけにお見せしようと思って居りますので、楽しみにして居たら良いわ。
続く・・・