台湾の雑誌から取材の依頼だと云う事でレコード会社に呼び出された。
スカイプを使ったインタビューなのだと云う。なんか今風!
メールじゃ駄目だったのかしら?と、通訳で来てくれたフミエ嬢に言うと、是非とも声を聴きたい。非常に楽しみにして居ると先方が言っています、との事。ほほう・・・
ちなみにフミエ嬢は2015年の英国ツアーのブッキングやアテンドをしてくれたバリバリのやり手で、今年4月に予定されて居る台湾公演のきっかけを作ってくれたのも彼女な訳。
その堪能な語学力や行動力にキノコホテルはお世話になりっぱなしなのである。
ワタクシ「で、どう云う雑誌なの?」
マネージャー「えーと、レズビアンの雑誌です」
フミエ嬢「その名もずばり、LEZSと云う、セクシャルマイノリティーをテーマにした雑誌ですね」
あら、スタイリッシュ。
こんな雑誌が一般の書店の女性誌のコーナーに平積みされるようになったら日本も何か変わるのか・・・?
自分の音楽的ルーツとかバンド名の由来などを訊かれるのにはいい加減うんざりして居るので、ちょっと興味が沸く。
既に作成された質問項目を見ると、LGBT、BDSMなどの定番ワードに並んで「KINBAKU」なる文字があったり。
やっぱりそう云う事ね!オーケイ。と云ったノリで回答させて頂いた。
項目には同性婚についての質問などもあり、ワタクシなんぞが安易に答えても良いのだろうかと一瞬逡巡もしたが、女性同士で挙式した友人もゲイの友人も居るし、応援したい気持ちを込めて自分なりに拙くも真摯に答えてみたつもりである。
凄いのは、特殊な話題にもかかわらずその場で鮮やかに同時通訳してインタビュアーに伝えてくれるフミエ嬢。
戸田奈津子さんみたいで惚れ惚れしたわ。
ワタクシなんて、出川イングリッシュ以下ですから。(勉強する気もなし)
ちなみに以前4人揃ってフランスのテレビ局からインタビューを受けた時には、バンドについての通り一遍の質問の後はひたすらサドマゾやフェティシズム、女性上位についての考えを訊かれ、ワタクシが回答する度にプロデューサーでもあるインタビュアーの男性が次第に上気して来て・・・これはプレイなのか?ワタクシ試されてるのかしら。なんて思ったものだけど。
(結局従業員達は殆ど喋らずに終わった)
まあワタクシはヘンタイにはそれなりに理解があるつもりですので(と云うか寧ろ好きですし)、見ず知らずの外国人の方が勝手にそれを嗅ぎ付けてくれるのだとしたら、それもそれで面白いと思ったわね。
ではまた、ご機嫌よう。