こんにちは。今朝起きて外を見たら、雪が少し積もっていました。日差しが暖かいので、この調子ならとけそうです。

少しずつ春の足音が近づいている気配を感じます。雪国の方々は大変ですが、春はもうそこまで来ているので、頑張ってくださいね。

 

  私は、ヒーリングサロン「~癒しの館~フレグランス・ライト」のヒーラーをしている傍ら、夜は学習塾「独創学園」で個別指導をしています。今日は、生徒のお話です。

 

  私が教えている生徒の中に、双子の男の子たちがいます。

  入塾前、その子たちのお母さんは子供をどこの塾に行かせようかと、4つの塾の体験授業を受けさせたそうです。中学受験を目的にした進度の速い塾、自習してわからないところがあれば質問し個別に教えてくれる形式の塾等々、いろんなタイプの塾に行ってみたそうです。

  後日、お母さんから電話がかかり、子供たちは「独創学園が一番良かった。またあそこに行きたい。」と言ったようで、私の塾を選んでくださいました。私は、選ばれるとは思っていなかったので、びっくりしました。でも、子供たちが気に入ってくれたのだから、期待に応えて、大切に育てていきたいと思いました。

 

  だいたい1対1の個別指導なのですが、中学受験をめざすため、その二人を一緒に教えることにしました。

しかし、体験授業でもそうだったのですが、最初の授業で、私には困ったことが起こりました。

顔が同じすぎて、どちらがどちらなのか、全く見分けがつかないのです。普通だったら、さっきどの子に当てて言わせたか覚えているのですが、同じ印象なので、さっきどちらに当てたのかもわからなくなってしまうのです。

  お母さんにそのことをお話すると、大笑いされて、「参観日に行ってもよくあるんですよ。」とおっしゃいました。

「先生がどちらを当てたかわからなくなって、同じ子のほうばかりを当ててしまうんです。先生は、『双子の罠』にかかっているなと思って、おかしくて仕方がないんです。」と。

やられた~。私も「双子の罠」にかかってしまいました・・・。

幸いにも、毎回二人は色違いの服を着てきてくれます。どちらが前に座り、どちらが後ろに座ると、席も決め、それを頼りに私も授業を進めました。

  「こんにちは。」と言いながら玄関から入ってくる最初の子を見て、「あっ、この子はA君だ。私にもわかるようになったぞー!」と自信満々でいるところへ、次の子が入ってくると「あれっ、こっちがA君のようだわ・・・。???」

とりあえず教室へ入って、服の色が何色の子がどちらの席に座っているかを確認し、「あーやっぱり間違ってた・・・。」という日の連続でした。

  先日、二人はこっそり席を入れ替わっていたのですが、すっかり見分けがつくようになった私は、「あら、席替わったの?」なんて、ちょっと余裕を見せられるほどになりました。ほっ・・・。 

 

  「双子の罠」をやっと卒業してからは、今度はもっとその子たちの本質を見ることができるようになりました。

とても繊細で、心優しいのです。普通の子供社会でやっていくには、線が細すぎるのです。

精神面での強さを身につけさせようと、私はいろいろな話をしたり、どんなことでも耐えてやり切るだけの力をつけさせたいと思い、鍛えてきました。

その甲斐あって、最近は精神的なアップダウンもなくなり、安定してどっしりとしてきました。

 

  最近気づいたことなのですが、その子たちには何か不思議な力があるようです。「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、このツイン坊やたちが、わざわざ私を選んできたことには意味があるのではないかと考えるようになりました。

  B君の話の中には「神様が・・・」「それは催眠みたい。」「作られしもの・・・」などと、ちょっと普通の子供の会話には出てこないような表現が出てくるのです。ツイン坊やたちの中にスピリチュアルな世界を見出し、私は毎回の授業が新しい発見で、楽しくてたまらなくなりました。

何か私自身がツイン坊やたちに癒されているような気さえしてきます。

 

  ある時、授業中、B君は後ろを振り向いて、後ろばかり気にしています。小部屋なので、B君の後ろは壁なのですが、何を気にしているのでしょう? 「B君、どうしたの?」ときくと、B君は「今、後ろに誰かいた。」と言います。

「そう?B君、わかるの?」ときくと、A君が「僕らにはわかる。」と言います。

  以前二人が道を歩いていたら、色の白い女の子が自分たちのところに来たと言うのです。でも、それは現実レベルでは見えない女の子。「そんなことはよくあるよ。」と二人でうなずき合っています。

 

  ツイン坊やたちは、自然が大好き!夏も冬も野山を駆けまわり、虫を捕ったり、魚を釣ったり、キャンプしたり、海で泳いだり、スキーをしたり、雪だるまを作ったり・・・。現代の子供たちが忘れている「自然と交わる」「自然と戯れる」ことができる、とてもピュアな心をもった子供たちなのです。自然から新鮮な“気”をいただいて、それを原動力にして、元気いっぱい。

私自身も、自分の子供の頃を思い出し、温かい気持ちになります。今の子供たちにも、是非そういう感覚を取り戻してほしいです。

 

  先日、こんなことがあったと話してくれました。

詳しい状況はあまりよくわからないのですが、近所の池の水が抜かれたか何かで、水位が下がってきていたのだそうです。水がなくなり、50匹ぐらいのフナが干上がり、息も絶え絶えになっています。そこを通りかかったツイン坊やたちは、そのフナたちを川へ運んで助けてやったというのです。

翌日、川に見にいくと、そのフナたちがみんなで集まって、何やら“相談”していたとのことでした。

  その話を聞いた私は、「いいことしたねー。それは、フナたちも大喜びしただろうね。みんなで集まって何を相談してたのかしらね。」と言うと、ツイン坊やたちもちょっと得意そうにしていました。

 

  またある時などは、クラスに暴力を振るう男子がいるという話が出てきて、「僕たちは戦争主義じゃないから。平和主義だから。」と言っていました。

 

  私は、嬉しいです。未来の地球を支えてくれる子が、こんなに頼もしいなんて。地球を救うためにここに降り立ったツイン坊やたち。かけがえのない同志に出会えたような懐かしい気持ちになる私です・・・。