私が感じていた違和感は、
バシャールの言葉には意味がないー、ということだった。
(中略)
そこに、バシャールの意図や意味、
伝えたいことがあるとは、全く感じられなかった。
(中略)
その言葉の答えは、自分の中にある、ということだった。
なぜならこれは、私が見ている世界なんだから。
真実は、外にあるわけではなかった。
何を「真実」とするのは、いつも自分だった。
バシャールが、全ての真実を知っている、答えではなかったのだ。
それは、私の中での大きな崩壊だった。
なぜなら、ずっとバシャールは私の絶対の信頼だったからー。
その気づきが起こった時、
私が今までパワーを与えていたものからー、
私が無意識に、"ー真実だ。"としていたもの、
"ー事実だ。" "ー正解だ。" と、当たり前に、そうしていたものが、
私の方へ次々と帰ってきた。
バシャールはもちろん、
神様や、
真理、
宇宙の仕組み、
前世、
過去、未来、
運命、
時間ですらー
私が、事実だと、無意識に明け渡していたものが、
この私の立つ今へと帰ってきた。
(中略)
今という場所から、
まるで自分の宇宙が、拡がり、作り変えられていくようだった。
全てを今、ここから見渡せて、
自分で選んでいくことができる、
正解なんてどこにもなかった。
(中略)
私はバシャールに、
新たな事実や情報、これからどうなるか....
どこか「答え」をもらいに行こうとしていた。
だけれど、そんなものは本当はなかった。
誰かに答えをもらいに行く時、
私たちは本当の目的を放棄している。
バシャールも、全ての過去も、経験、未来、真実、事実と思えるもの...
その全ては、今というこの全ての場所から、
私が、今を自由に選ぶためにあったのだ。
それが私たちの目的だった。
今を選ぶのは、自分以外できないのだから。