2024年6月5日(水)16時公演。
星組、暁千星主演「夜明けの光芒」を観て参りました。
夜明けのありちゃん,良かったです
今回は原作読まずにプログラム熟読だけで臨んだので、ディケンズならではのどんでん返しと伏線回収にドキドキワクワク😀しながら見進めることが出来ました
ありちゃんの魅力満載
かのんくん(天飛華音)と光と闇の相剋ダンスの場面でしっかり踊っているカノンくんと比べてもやはり動きが違う、身体の使い方、重心の残し方の上手さは歴然
フィナーレラストのソロダンスもバレエのテクニック入れたありちゃん仕様で良かったです
るりはなちゃん(瑠璃花夏)も良かったです
意外とありちゃんと相性良いかも?と思いましたり。
ドレスの着こなしも綺麗でしたし、メイクも研究を重ねたのかいつもの口元が目立つ感じがなくて美しかった
お芝居では役どころから無表情を貫いていましたけど、最後〜からのデュエットダンスでは笑顔が柔らかく、ありちゃんとアイコンタクト取るうち幸せそうな表情で頬を濡らしていてその変化にグッときました
フィナーレのデュエダン、お芝居からそのまま入るから、ありちゃんは上着脱いでベスト姿になったのですけど、るりはなちゃんはストール置いてきただけで輪っかのドレスでありちゃんにシンクロして踊れるのスゴイ
余程体幹鍛えていると見ました
るりはなちゃんエステラの少女時代を演じていた乙華菜乃ちゃん、1幕最後舞台階段上センターでのソロ歌唱上手いし、お顔もるりはなちゃんに似ていて適役
一方、ありちゃんピップの少年時代役の藍羽ひよりちゃんもお芝居上手いし何より可愛い
この二人、パレードのときも最初に出てから脇に捌けず、そのままセンター中程にて、カノンちゃんが出てくるまで残って可愛いポーズ決めたりしていたの、明らかにこの子達よろしく演出でした
推されてますね
かのんちゃんはダンサーでも闇ダンサーを率いて踊り、恋敵の謎の多い貴族役も憎たらしく演じてありちゃんの光に対する闇を好演。
しかし、ダークに寄せすぎて?色悪的な魅力や色気をダダ漏れさせるには至らなかったのは残念
稀しょう(かずと)くんの成長ぶりにも驚きました
ありちゃんのロンドンに出てきてからの親友で、親切で優しい役所にピッタリ。
劇中のソロ歌唱の安定感にも驚いたのですが、フィナーレナンバー、かのんちゃんセンターで下手チームの1列目にいた稀しょうくんに、まずスターいる、とオペラ向けてしまいました^_^
スターオーラ出てきたなという感じが
脇も安定。
義理の兄みきちぐさん(美稀千種)は、義理の兄?父では?という老けづくりで、最後ありちゃんの幼馴染と…というところ、微妙な気持ちになりました💦
もう少し若めに作って欲しかった…けれど、温かい人柄を滲ませる芝居はgood
オレキザキ(輝咲玲央)さんのジャン・バルジャン出来そうな演技もディケンズの小説味があって良かったですし、
澪乃桜季ちゃんのありちゃん姉のがらっぱちな感じも上手でした、彼女、こんな感じのお芝居できる人とは知りませんでした…という発見があるのが小箱公演の良さですね。
対照的に儚い富豪婦人役の七星美妃ちゃんも雰囲気出ていて演技派集めたな、と。
そして星組と言えば、わたくしの大好物、厳しく人の運命を決めていく朝水センパイ(朝水りょう)
今回も弁護士役でありちゃんの運命を導いていく,というよりドラマチックに変えていく強さが抜群でした
下級生さんたちも場面ごとに闇のダンサー、紳士淑女と早替わりの踊りまくりで大活躍でしたね
それにしても、歌上手をオーブのことちゃんチームに集結させてなお、この歌えるメンバーでの構成が可能な今の星組の実力よ…頼もしい
ありちゃんも運命に翻弄されながらもまっすぐな自分を取り戻すお役がピッタリで、「僕」という一人称が似合う男役NO1だなと,思いました
ありちゃんはもう,バブちゃんではなかった(少し寂しい😔)
カッコよくて、でも可愛げのある魅力的な男役スターさんとして完成されていました
今の星組の充実を感じる公演でした