写真が多すぎて何から伝えようか悩んでいました。

文章も大事ですが、フィリピンから伝えたいことは写真が一番心に届くと思います。

兼ねてからの憧れだった世界を歩くレポーター、その第一歩がフィリピンでスモーキーマウンテンに住む子供たちのドキュメンタリーでした。

私は自分の足でおもむき、自分の心で感じたことを自分の言葉で表現できたことに心から嬉しくおもいます。

英語のドキュメンタリー番組ではありますが、日本語のサブタイトルもつく予定です。たくさんの人に見ていただきたい。

そして、いま起きている現実を見てもらいたいのです。

ただ、私がフィリピンで感じ、絶対に伝えたかったことは一つ。

【幸せの在り方】

かわいそう、とか、同情はちがうよ。
沢山の人がかわいそうって目で子供達を見ている。
でも、私は彼らのお家に行って沢山お話しをして、私達が見失ってしまった幸せの在り方を沢山学んだ。

息ができなくなるような毒ガスと、人の燃えた灰、そして人糞、野良犬、ガラスの破片が飛び交う中

裸足で駆け回る子供達に聞いてみた。

「幸せですか?」

「はい、とっても幸せです。」

「この街から出たいですか?」

「でたくない、家族がいるから」

「家族好き?」

「!!!!大好き!!!!」

畳一枚分くらいしかない家に5人の家族が暮らしています。
34度の中、五人が一つのマットレスで川の字になって寝る。日が沈むとともに眠くなり、朝日と共に活動を開始する生活は自然を味方につけている理想の生活なんだろうな。

一人一人の部屋を与えられた私達は、物資的には明らかに恵まれている。
しかし、心の豊かさは彼らに決して勝ることはできない。

「夢はなーに?」


「看護婦さん!!!」

生きよう

家族を守ろう

コミュニティーを守ろう

人に対する愛情

夢への希望

あついスピリットを感じた。
スモーキーマウンテンにすむ皆様から、私達は学ばなければならないことが沢山ある。

これからお見せする写真でショックを受ける方もいらっしゃるかもしれない。

でも、けっしてかわいそうと思わないでください。

彼らには彼らの生活の中で大切にしている「幸せの在り方」があるのです。
それを尊重することが一番大切。

だって、その幸せは私達がもつ幸せよりもよっぽど豊かなものかもしれない。

これが私の思うギブアンドテイク、それは学び合うこと。

幸せをもっと感じれるように雇用を生み、自給率をあげる。そのために皆様の力が必要です。

その代わりに彼らは私達に本当の幸せを教えてくれる。

私達が持っていないものを、彼らは持っている。
だから神様は世界をバラバラの国に分けたのかな。
いっぺんに全部の幸せは手に入れることはできないから。

毎日あなたから学びなさいって。


photo:01











iPhoneからの投稿