彼が大統領に当選して以来、彼のサポーター(共和党派)にイライラ
そして、状況をしっかりと把握出来ず、楽勝だったはずの試合に負けてしまった、
腑がない、口だけのリベラル(民主党派)にイライラ
なるべく、政治と距離を置いて過ごしていたのですが、
トランプ氏が正式に就任して以来、次々と目を見張る悪事をしだし、
アメリカの政治、決断は、時に世界、地球全体を巻き込む事になるので、
距離を置いて傍観している状況にはいられなくなりました。
(The guardianのとても良い企画「トランプの就任後100日」ご参考下さい)
前にこのブログで、トランプ氏は、
1.xenophobia(セノフォビア)外国人恐怖症
2.misogynist(ミソジニスト)女性蔑視
sexist(セクシスト)性差別者
3.islamophobia(イスラモフォビア)
4.homophobia(ホモフォビア)同性愛恐怖症
である、とご紹介しました。(☆)
トランプ氏就任してたった10日で、
これにまつわる出来事がたくさん起こっています。
まず、1に関する政策として、「メキシコとの国境の壁」に乗り出す。
しかし、メキシコ大統領は「壁を作る支援はしない」と断固全面拒否。
そして、次の週に予定されていたトランプ氏との会談をキャンセルしました。
オバマ大統領の2009年の就任式には180万人もがホワイトハウス前に
集まったのに対し、トランプ大統領就任式の就任式には、その半分
90万人しか参加しなかった、と言うデータが上がっています。
そして、その翌日には、トランプ大統領、政権に抗議する、
「Women's march (女性人権運動のマーチ)」の為に、DCに、
50万もの人が集まりました。ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、
シアトル等、他の都市もあわせると、200万人。
世界中をあわせると、なんと480万人もの参加者がありました。
そして、今、一番問題になっているのが、大統領命令として
「イスラム教徒の(国々の)アメリカ入国禁止」を出した事です。
まさに、3のislamophobiaを象徴するような政策です。
これは、二重国籍者、グリーンカードを保持する人も例外ではなく、
また、大学教授、科学者、研究者等の名誉ある職業の人にも適用され、
完璧にその国、人種を否定した、ヒトラーのanti semitism(反ユダヤ主義)を
思わせるような、恐ろしい雰囲気があります。
それだけでも「人道に背く」とあちらこちらから非難されているのに、
さらに、この命令の異常さ、不公平さを象徴するのが、禁止されたのが、
「イスラム教徒の国々」全てではなく、いくつかの国だけの限定である事です。

左の黒い数字が、その国との紛争で亡くなったアメリカ人の数を
表しています。サウジアラビアには9/11(世界貿易ビル)のテロの死者も
入っているので、大きな数字になっています。つまり、下の4つの国は、
アメリカと諍いのある国として知られ、そういう関係にあるにも拘らず、
今回の入国禁止の適用外になっています。逆に、死者が0となっている国々が
今回のターゲットとなっていて、腑に落ちないわけです。
下の4つの国は、トランプ氏とのビジネス繋がりのある国とも言われています。
この非人道的な命令に抗議するように、たくさんの大学が、
大学に在籍している外国人留学生のビザステータスを公表することを
拒否するステートメントを出しています。
たくさんの空港で、「No ban No wall」と掲げて、抗議するデモが起こっています。
ヒトラーの時と同じように、主導者と同じ位、またそれ以上に怖いのが、
主導者を取り巻く人々、彼らをサポートする群衆です。
間違った事を間違っていると指摘するはずが、それどころか、
主導者とその間違った政策をサポートし現実化させて行く群衆、愚衆が
一番恐ろしいのです。
この場合、トランプサポーター達(共和党派)。トランプ氏が何をしても、
「正しい」と正当化、一時期サポータ達も選挙後「投票にしくじった」
「間違えた」と反省している、と報道されたのもどこへ行ったのやら、
「反省している」意は一向にみられません。