週末は、ハリケーン「アーマ」のことで持ち切りだったアメリカです
5段階で識別されるハリケーンの規模最大の「カテゴリー5」で、
最大風速160mph(こちらでは時速での計算)
現在、11名の死亡が確認されています
500万人以上の住民に避難命令が出されました
フロリダ州の実に62%の住宅が停電
電力復興までに何週間もかかる事が予想されています
そして、被害の全貌が明らかになるまでにはまだ時間がかかりそうです
「サンシャインステート」と言われるフロリダ州。
熱帯、亜熱帯気候で、一年中太陽が照り暖かい為、
旅行者のみならず、移住者が年々増加しており、
今や、ニューヨーク州の人口を上回る程になりました
一年を通して気候がいいので、自適悠々にゴルフを楽しんだり、
年中プールやビーチを楽しんだり、と主に退職した高齢者が第二の人生を楽しむ事で
人気の州です。実際「親戚がフロリダ州に住んでいる」という人が
わんさかいますが、その「親戚」殆どが、高齢者です
ここで注目したいのが、高齢者の移住が多い、という点です
つまり、仕事や学校、また故郷リターンなどといった理由よりも、
自発的に新たな土地を目指して引越している、ということです
フロリダ州にハリケーン(台風)が訪れるのは珍しくない話です
実際、毎年数回に渡って確認されています
日本に毎年台風が来るのと同じ話です
今回の「アーマ」は史上最大とは言うものの、
毎年来るハリケーンのうち、数年に一度はこんな風に、大型の物が来ます
住民は、ハリケーンが毎年来る事をちゃんと認知していて、
その時の事を想定して、住宅を設計したりする、という話なのですが。。。
しかし、本当にそうなのでしょうか
暴風雨による住宅損傷、または破壊、洪水による屋内浸水、停電、
はたまた命を落としかねない、大型のハリケーン
これを全て承知した上で、それでも、わざわざ「フロリダ州に引越そう」
と思う、その思考が、私には疑問でなりません
「話には聞いているけど」程度で、とはいっても滅多に起こらないから、
ぐらいにしか、考えていないのではないかと思うのです
自分の住宅が破壊される、又は自分の命を落とすかもしれない、
その、そこまでは大きくないであろう可能性は軽視または完全に無視して、
起こるか起こらないか分からない出来事をを心配するよりも
とりあえず、1年中温暖な気候で暮らす、と今を楽しむ事を重視しフロリダに移住する、
その思考が、私にはとても「アメリカ的」に見えてなりません
つまり、危機回避するための、「事前予防」を重視するのではなく、
事が起こってから、初めて、その問題に真剣に向きあう、「事後処理」の思考。
それとも、毎年冬は雪に閉ざされる生活を何十年もすると、
その土地に縛られる理由もなく自由になり次第、太陽を求めて南下する
生物的本能のひとつなのか
私も年を取ってから分かる事なのかもしれません
