このブログ始めようと思い始めたのは、
3年前の暮あたりでした。
家族で日本に1年半滞在することになり、
小学生の子と、幼稚園の子を連れて帰国。
日本での生活が始まりました。
子供が出来てから日本で生活するのは初めてでした。
それでも、自分は日本で育っているので
日本の子供がどんな遊びをするのか、どのように育つのか、
何を食べるのか、よく分かっているつもりでしたし、
それ程のカルチャーショックはありませんでしたが、
子育てという立場から、日本と欧米を比べることになり、
親、社会による子育ての概念の違い、社会においての子供の位置付け、
改めて、国の、社会の、そして人々の考え方のギャップを
肌身で感じました。(☆子育てのお話はまた今度。)
日本には良くも悪くも独特な文化があります。
初めは中国文化の影響を多大に受け、生まれた日本文化でしたが、
江戸時代の鎖国により、海外文化の影響が少なく
独特の文化に発展して行った、ように、
現在も「マイルドに文化的に鎖国している」と言える程、
海外マーケットとは全く歩調が合わず、
国内マーケットは海外の波を受ける事なく発展しています。
いい事と言えば、いい事だと言えます。
日本という国をユニークに、面白く、特徴のあるものにするからです。
悪い事と言えば、悪い事とも言えます。
海外のマーケットへのアクセスが容易でない、こと、
国内マーケットが保護される事で、国内の競争が少なく、質が低下する、こと。
そして、一番問題なのは、海外文化にさらされる事のない日本人が
海外にでると、いわゆる「フランシスコ・ザビエル」状態になってしまう事。
つまり、未知の土地、未知の言語、未知の文化、未知の生活に遭遇したような感覚。
インターネットが発明されて以来、情報収集は意図も簡単になりました。
自宅にいながら、1000kmも離れた土地の天気、町の様子、
市役所の開庁時間迄、何でも調べる事が出来ます。
しかし、こんなインターネットの世の中でも、
その場に行かないと分からない事が多々あるのも、また事実です。
疑問を持っていれば、疑問は解決されるものですが、
疑問を持たなければ、また疑問を持つ事に気が付かなければ、
調べる事もなく、答えを知る事はないからです。
海外在住20年、3大陸、4カ国に住み、日々、色々な体験、冒険をして来ました。
色々な街、国に、色々な形(1人で、カップルで、家族で)住んだ事で、
国、社会、生活、文化、を客観的に比較する事ができるようになりました。
21世紀、国際政情がめまぐるしく変化する中、
日本はもっと国際化しなくてはいけません。
それに伴い、日本人も真の国際人にならなくてはいけません。
真の国際人になる為の、そのお手伝いをするのが、私の一つの夢です。
それが、このブログなのです。