ディーンはとってもキャンプに憧れを持っている。

でもキャンプってさ、道具をすべて揃えないといけないし、何と言っても虫が苦手な私にとっては結構勇気がいるじゃんね。

 

朝に飲むコーヒーがめちゃくちゃ美味しいとか、夜の焚き火が美しいとかよく聞くけどさ。それよりも虫が気になってしょうがないわけですよ。

寝ている時に虫の音が聞こえたらもう徹夜コースの予感。

虫さん、君はそんなに小さいのに170cm近い私を怖がらすのはやめてくれないか。

 

ディーンからキャンプに行きたいと言われてもなんとなく聞き過ごしていた。

ごめんよ・・

でもちょっと行ってみたいよね。

その絶品コーヒーin自然やってみたいよね。

 

ついにチャンス到来。

先日、キャンプマニアのロケバスさんから皆でキャンプに行かないかと誘われた。

このままキャンプ慣れしたロケバスさんたちとキャンプデビューすれば、あたふたすることもなく、最高の一日を過ごせるに違い無い。

しかもキャンプに必要なテントやらキッチングッズは貸してくれると!なんと優しい!!必要なものは寝袋とマットレス、それ以外はいらないと。

そしていろんな私のキャンプに対する不安も払拭してくれたキャンプマスター。

これは絶好のチャンス、もはやこれを逃したらキャンプデビューは無いかもしれない。そしていつかディーンに「ママはキャンプに連れて行ってくれなかった」と愚痴を言われることもなくなる。

 

心を決めた。

私は行く。

虫がいてもいい、ディーンのためにもキャンプに行く!

 

このままキャンプにハマるかもしれないし。

来年の今頃にはキャンプの道具を揃えてキャンプ雑誌とかに営業に行っているかも。

 

ディーンにキャンプに行くことを伝えると、とんでもなく喜んだ。

この喜んだ顔を見るだけで、決意した甲斐がある。

5月に予定を組み、あとは寝袋とマットレスを揃えるだけ。

 

案外寝袋って高くてびっくりしたけど、安眠には変えられないし、きっと防災道具にもなるだろう・・と自分を納得させる。マットレスは、誰かうちに泊まりに来た時に敷いてあげよう。

 

本日、その寝袋とマットレスが届き、早速試してみた。

 

あれ・・・?
 

気持ちよくてびっくり。

 

何、寝袋ってこんなに心地良いの!?

 

ちょっと人生観変わった私。

こんなに寝袋が気持ち良いなら、案外キャンプいけるかもしれない。

 

これはいいね!なんて、ディーンとはしゃいでいたら、パパが横からニヤッと笑って言った。

 

知ってる?虫は寝袋の中が大好きなんだよ?

虫パーティーだね⭐︎キャハ

 

 

嘘だとしても、私に絶対に言ってはいけないことでしょうよ。

絶対そんなことないよね、ってディーンと笑いながら内心焦る私。

大丈夫、なんてったてキャンプマスターがいるんだから。

キャンプマスター、信じてるよ。

マジで信じてるよ?

 

デビュー戦は来月。

乞うご期待。