街中で犬のリードを離す人

旅先で犬のリードを離す人

庭先で犬を放し飼いにしてる人

庭先に犬を繋ぎっぱなしで平気でいる人

 

みんな、悪気は無い。

多分。

 

でも、この中のどれを取っても

最悪な事態は同じになります。

 

街中で迷子

山中で迷子

庭から迷子

誰かのいたずらで迷子

 

犬は勝手に

帰ってくるから

大丈夫。

 

・・・その自信は

一体どこから来るのか。

 

犬が帰ってこなかった時には

自分の無知や

見識のなさを棚に上げて

帰ってこれないなんて情けないと

犬を責め、犬のせいにする。

 

そんなことを言える人は

多分、大切なはずの家族や

自分の子供にも

同じことを言います。

 

犬は飼い主と

はぐれた瞬間から

不安に押し潰されそうになりながら

パニックになりながら

死ぬ思いで

家族や家を

探し求めて何日も歩き続けます。

 

すぐに戻って

来るはずが

永遠の別れに

なるかもしれません。

 

犬に優しいように見えて

自分に甘い飼い主が

犬を不幸にします。

 

リードフリーにしたがために

目の前で車に轢かれたり

川に流されたり

崖から落ちたり

逸走させて

無事に見つかることは奇跡。

 

いつも大丈夫だから。

 

その奇跡に甘んじ続ければ

それは、ある日

悲劇に変わります。

 

犬だから適当に

生き延びるだろうと

思っている人は

誰にも看取られない人生を

送ってみるといい。