インスタにもあげましたが
本日、初詣代わりに
映画館へ
久しぶりの寅さん。
昔、お正月には必ず
亡き父と
観に行っていた映画でした。
登場人物のその後と
昔のエピソードを
上手に絡めたお話で
寅さんという作品の良さを
凝縮したような
素敵な一作でございました。
観に来ている方は
やはり高齢の方が多く
もう、あのテーマ曲が
流れた瞬間から・・・
啜り上げる人多数。
ちなみに私も
その一人。
地元は隣町ですが
柴又にある中学に通っていた為
実は、このシリーズの中の一作に
中学生の頃の私が出ていたりして。
気づけば
自分のこれまでの人生や
父との思い出や
あの頃の自分や
懐かしい町の風景や空
今になってわかる
父の想いなど
映画に登場してくる
人物の気持ちや
風景の中に
走馬灯のように
思い返す時間となりました。
セリフや仕草の
ひとつひとつ
その
優しさや
おかしさや
切なさや
温かさ
人が生きていく上での
もの哀しさや素晴らしさに
涙が止まりませんでした。
最近の映画やドラマは
鋭さばかりが目立つネガティブな
テーマのものが多い中で
久しぶりに
生きることや人間の優しさを
真摯に捉えた映画に
泣けることの幸せを感じて
映画館を後にしました。
親との縁や
母親との縁が薄い
父性の物語
困ったことがあったなら
風に向かって
俺の名前を呼べ・・。
亡き父を
近くに感じる
お正月の
ひとときになりました。
普通に生きることの
難しさと素晴らしさ。
山田洋次監督に
感謝。