命は必要に応じて

自然な変化を選択しながら

健康を保つべく

世代を継いで行きますが

人間が意図的に

好みの

柄・色・体型・気性を

繰り返し作出しようとしたなら

喜ばしくない

遺伝的な変異が出ることは

当たり前なことなのです。

 

自然である

と言うことは

常に変化し

変わっていくと

いうことです。

 

画一化した

作出は

意図的な

コントロールが

必要です。

 

自然同様に

何世代にも渡り

交配を繰り返した結果

その種の特徴や

特性が定着します。

 

犬の犬種のほとんどは

ある種の奇形や

突然変異を

珍重し

それに価値を見出した人間が

珍しさを売りに

何度もその色や形を

求めて交配を繰り返してきた

結果という

なんとも血生臭い話に

行き着きます。

 

その過程で

世界中どれほどの数の犬達が

犠牲になってきたことか。

 

遺伝病はそうした犬達からの

継承であり

人間の欲の深さに

注意しろと言う

メッセージかもしれません。

 

人間が作り上げた

身勝手な

犬種のストーリーや

見た目の規定を遵守する

ブリーダーにより

断尾、断耳されることが

当たり前になされてきた世界です。

 

穏やかに犬と

暮らしたいだけの

飼い主さんとは

心根にあるものが

見えないだけで

違い過ぎるのです。

 

ブリーダーは

犬を産んだ母親でもなければ

神様でもありません。 

 

人や犬の暮らしを思うよりも

すべては自分のため

避妊去勢を口うるさく言わないのは

自分の商売の手札を

残しておきたいだけの話です。

売った後も自分の犬として

支配しているつもりなのです。

 

いざと言うときには

親兄弟を見たくないか

と言う誘い文句で

交配の話を持ちかけてきます。

ブリーダーからしてみたら

子犬を売り生活費を

稼ぎたいだけです。

 

日本は繁殖業の資格が

厳格にありません

遺伝病などに全く無知な

キッチンブリーダーでも

セリに出せますから

内職的な感じで適当に

掛け合わせた犬達を

ミックス犬として

市場に放出しているのです。

 

遺伝的な病気や形質の差は

自然発生的にも

もちろん出ます。

 

しかしそこに

どんな価値を

人間が見いだすか

それが問題なのです。

 

その価値観が

命に寄り添うものであるのか

市場に寄り添うものであるのか

その違いに

犬の命は

翻弄され続けてきているのです。

 

殺処分は確かに酷いけれど

生まれること自体が

苦しみになるかもしれないことに

手を染め、犬の命を弄り回す人間達や

それを知らずに珍重する人間達の方が

よほど酷いと私は思います。

 

 

 

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日本の中で

発布される血統書の

意味や価値や意義を問うよりも

命を犬種や血統で仕分けている時点で

犬をモノとして見ている

考え方なのだと理解すべきです。