数年前に実際にあった
出来事です。
センシティブな内容ですから
取り上げることを迷いましたが
皆様にご一考頂きたく
記事にいたします。
元記事の内容の
対立構造の詳細は
あまり存じあげません。
記事を読んでいて
わかったのは
センターで
犬猫のお世話をしていた男性が
自死されたという事実。
どんな理由で
自死に至ったかは
様々な事情や
話があったとしても
正直、定かなものでは
ありません。
ただ、いまは
その方の御冥福を
祈ることしか出来ません。
犬猫に心を寄せる
同じ人間として
本当に気の毒でなりません。
数年前の、この記事が
リブログされ
寄せられたコメントを
拝見させて頂くなかで
この件に限らず
動物愛護に関して
私達がつい
間違えてしまいそうになる
問題の本質を見たような
気がしております。
この男性が
亡くなられた事実は
堪え難いものですが
そもそも、センターに
犬猫が集まるのは
何故ですか?
センターが殺処分を
しなければならないのは
何故ですか?
この男性のような人ばかりが
センターにいたら
良かったのでしょうか?
私達の暮らしや
社会はより良いものに
なったのでしょうか?
もしも、
この男性のような方ばかりが
センターの職員であったなら
良くも悪くも
どんな状況になるのでしょうか?
もし、そうした
優しい気持ちの方ばかりの
センター職員が
ある日、その職務に耐えきれず
全員が死んでしまったら
どんなことになるでしょうか。
全員なんて
有り得ないですか?
本当にそうでしょうか?
センターを
管理する人間がいなければ
どんな影響が
保護された犬猫達や
保護されていない犬猫達
その地域に
もたらされるでしょうか。
毎日収容されてくる
犬猫達に対して
保護してすぐ
譲渡先に繋げることが
どれくらい
簡単なのでしょうか?
そもそも、
そうした犬猫達は
どこから
来ているのでしょうか。
一頭一頭の出自は
わからないけれど
どの犬も
元を正せば
ずっと昔
誰かが
飼っていた犬です。
どんな場合でも
責められるべきは
行政や
センターではなく
日本全国の
飼い主一人一人の
モラルです。
もし、すべての飼い主や
犬猫に心を
動かされる人達が
モラルやルールやマナー
避妊去勢を
きっちりと守る
社会であったなら。
野山で繁殖を繰り返し
犬猫がセンターに
溢れ返ることがなければ
そもそも、センターなんか
殺処分なんか
必要ない世の中に
なっているはずなのです。
センターの中のパワハラ。
愛護団体から
センターへのパワハラ。
いずれも、
あってはならないことです。
だからこそ
その裏側にある
その事態の本質を
私達一人一人が
真剣に受け止めなくては
ならないのです。