この一連の騒ぎの中でも
センターと協働する団体の皆さんは
個々のキャパシティに応じた
可能な範囲の引き取りを
淡々と続けられています。

追い詰められている
センター職員の方を励ましながら。

決して、手を止めて
疑義を問うているわけでは
ありません。

人の心の機微がわからない人が
精神科医になり
人の思いを踏みにじるような人が
政治家や法律家になれてしまう
世の中です。

法律にとって
犬はモノですが
人間はどうでしょうか?
法律家にとって
戦う相手に心を見ないのが
常套手段なのか。

センター職員には
若い方達が多いです。
動物に心を寄せながら
志しだけが
彼らを支えています。

以前台湾で
若い女性のセンター職員が
自分の職務に対し
思い詰めて
命を立つと言う事件が
おきました。

どんな理由であれ
もしそんなことがあったら
どう責任を取るのか。

あの日
私がそう尋ねましたら

「まだ、誰も
死んでませんよね。」

半笑いで
あちらからすれば
こちらを諭すように
発せられた言葉に
その人の心の底を
見たような気がしました。

咄嗟に
何言っているのか
わかっているんですか!?
と問いただすと

えっ?
何がダメなんですか?
何がダメなんですかと
再三、しつこく
尋ねられてきましたので

はっきりと
申し上げさせて
いただきました。

人間として
ダメですね。

あの時の言葉を
私は絶対に忘れません。

動物の命を守れと叫ぶ人の
言葉とは思えない発言に
身の毛がよだちました。
動物の命は
死にものぐるいで守っても
人の命を軽視することを
厭わない時点で
私の思う動物愛護ではありません。

同じ団体として
足並みを揃えている以上
この言葉は
代表さんの心にも
通じているものなのでしょう。

聞いたのは
私一人ではありません。

同じ目的を
持っていたとしても
その根が同じかどうかは
わかりません。
言葉は素直に
受け取るべき時と
額面通り
受け取ってはならない時が
あるとは思いますが
私は私の耳を
信じていようと思います。

もしも、挙げた手を
振り下ろせないとするなら
周りをすべて敵に回すような
言葉を発していないと
許さないような人が
そばにいるからかもしれないとさえ
思ってしまいそうにも
なるのです。