アルマにもこの件で
マスコミからの
問い合わせが入りました。
こうした件についてどう思うか
こうした現状がなぜ起こるのか・・・。
これは、可愛い仔犬が捨てられて
可哀想というばかりの
話ではありません。
どんな背景があろうと
犬達に罪はありません。
避妊去勢していれば
子犬が生まれることも
捨てられることも
ありません。
ブリーダーの
崩壊だろうが
一般家庭の
多頭崩壊だろうが
欲の蛇口が
ぶち壊れている
人間の犠牲に
なっているだけです。
ところで
初めて犬を迎えて
犬猫達の避妊去勢を
躊躇している人
いませんか?
可愛い我が犬や猫の
子を取り上げたい
見たいと思っている人
いませんか?
捨てなければ
貰い手があれば
産ませても
問題ないでしょという人
いませんか?
子犬ってやっぱり可愛い!
チャンスがあれば
何度でも
産ませたい
と思っている人
いませんか?
ヒートの
管理さえすれば
繁殖なんて
しないでしょと
思っている人
いませんか?
仕切りで
分けてるから
絶対大丈夫と思っている人
いませんか?
知らないうちに
子供が
生まれちゃうけど
捨てたりしない
飼い続けているから
いいでしょという人
いませんか?
これらは
多頭飼育崩壊する
人達の常套句です。
今回のように
人の善意を当てにして
軒先に置き去りにすれば
きっと、いい人に
もらってもらえるなんて
思わないで下さい。
犬は法律上はモノ扱い。
拾われたとしても
拾得物扱いで
公示期間を過ぎて
譲渡対象になって
引き出してもらえたなら
命は救われますが
基本的に
乳飲み子や
手のかかる子犬は
殺処分の
一番手になります。
殺処分の
善悪の問題ではなく
それが現実なのです。
こんなことを書くと
可哀想だ!酷い!などと
SNSで拡散したり
センターを非難する人がいますが
それは、
お門違いです。
非難されるべきは
拾って届けた人でも
センターの人でもありません。
殺処分は酷いことです。
でも、適切に
避妊去勢せずに
人の善意や
社会の仕組みを
当てにして
自分の欲や生活を
潤そうとする人間が
一番酷いのです。
健康な身体に
メスを入れるなんて・・
可哀想。と言う発想が
殺処分という現状を生み出す
遠因の一つである。
と言うことを
あえて申し添えたいと思います。
自分の手に負える範囲の数
その命に全力を尽くす以上の
動物愛護はありません。
今回、箱に入れられ
捨てられた子犬達は
捨てた人間からすれば
規格外だったり
余剰野菜として
農道に積み上げられ
放置されている野菜と
なんら変わらないのです。
お金になるかならないか。
売れるか売れないか。
可愛いか可愛くない。
血統書が付くか付かないか。
そんな人間から
犬を買い続けているのが
ペットの生体販売者です。
そして、その犬達の
生い立ちや
育て方など
何も知らない人達に
売るのです。
中には、虐待目的で
犬を買う人もいます。
売れたらいいとしか
思っていない人達は
犬の命を守ることなんて
微塵も考えていないのです。
犬猫を売り買いする人間も
一市民ですから
その食い扶持を守ろうと
必死になる業界団体や
政治家がいることも
あえて申し上げて
おきたいと思います。
もうすでに
病気になっていたり
高齢になっているなら
避妊去勢は難しく
しない選択もあると思います。
しかしながら
それ以外の理由で
避妊去勢しないと言うことは
私からすれば
愛情でも
優しさでもありません。
なんだかんだ言って
手術代が惜しいだけでは
ないですか?
ブリーダーや
獣医師から
避妊去勢なんて
しなくてもいいと
言われましたか?
嫌な話になりますが
その言葉の裏を
想像してみて下さい。
犬はね
吠えますし
噛むこともありますし
毛も抜けますし
走れば早いですし
知らない場所で
どこまでも歩いていきます。
犬には
親兄弟関係の認識は
ありませんから
親子でも遠慮なく
繁殖していきます。
子供が子供を
産んでいきます。
こんな
当たり前なこと。
どうしようもなく
当たり前なことを
都合よく
忘れすぎてはいませんか?
犬は動物ですよ。
人間ではないのですよ。
その本能的な能力や
繁殖能力は
人間の想像を
簡単に越えるのですよ。
ブリーダーで
あるとかないとかの
問題ではないのです。
これでもまだ
避妊去勢を躊躇いますか?