犬達の散歩中
目の前で猫が轢かれ
轢いた車は止まることもなく
行ってしまいました。

近くの柵に犬達を繋いで
行き交う車に合図し叫びながら
轢かれた猫を
道路脇に寄せました。
一旦、犬達を
家に連れて帰ってから
再度、
ダンボールを持って
現場に引き返しましたが
行き交う人はいるのに
歩道の脇に横たわっている
その猫に
足を止めている人は
一人もいませんでした。

轢かれた瞬間猫の姿と
その時の音が耳に残り
あまりのショックで
身体が震え思考が鈍り
涙だけが止まりませんでした。
抱き抱えて家に連れ帰ったものの
ほぼ、即死の状態で
翌日、名前をつけて
我が家の猫として見送りました。

一週間後
迷子猫の張り紙が
近所に貼り出され
飼い主がわかりました。

こんなことになるなんてと
泣いていましたが
すぐに新たな子猫を餌付けして
室内飼いにしようとしたものの
あまりに騒いで可哀想だからと
結局、外飼いをしています。

あんなに泣いていても
変わらない。

可愛いと可哀想の
無責任さには
本当に腹が立ちます。