彼らが望む世界は
もっと平坦で
温かな世界。
彼らはそれを
どんな環境にあっても
常に再現しようと
試みている
稀有な存在であり
私達人間には
最低でも
一人に一頭
彼らが必要なんだと
様々なニュースや
凄惨な事件を見るたびに
思わされるのです。
どんな人にも
本当は
きっと
彼らが必要。
もしも、彼らとの
コミュニケーションで得られる
心の豊かさや温かさを
すべての人々が
幼い頃から
体得し得たなら
社会はもっと
違ったものに
なっているのではないかと
想像してしまうのです。
いわゆる使役犬のような
何かを教え込んで
彼らを私達に
寄せるようなことではなく
彼らの純真な心に
思いを寄せる智慧の継承が
育まれる
しっかりとした
仕組みがあったなら。と。
そうした
温かな想像力が
私達人間の未来を
明るく温かいものに
していくのだろうにと
思えてならないのです。
彼らを
可哀想がるばかりでなく
彼らを慈しみ
彼らから学びを得ようとする
心の豊かさの育みが急務です。
心の豊かさがあれば
無慈悲な
飼育放棄は無くなります。
飼育放棄ゼロの
向こうに
殺処分ゼロへの道が
開かれるのです。
人間の心の貧しさが
犬猫達を追い詰めていきます。
殺処分ゼロへの道に
近道はありません。