少し前の話になりますが
ラン友のパパさんからのご紹介で
麿芽助君のセッションに
行って参りました。
家の中での
ご自身や
家族に対する
威嚇や噛みつき(ノ_<)。
こちらに連絡を頂いた時には
すでに、預かりトレーニングで
週に一回お家に帰ってくる生活を
送っていた麿芽助君。
そのトレーニングで
出来るようになったことも
ありましたが
根本的な解決には至らず
そんな中、知り合いのパパさんを
通じてご連絡をいただき
セッションに伺うこととなりました。
ママさんはとても真面目な方で
いつか犬を飼いたいとの願いが
麿芽助君を迎えることで
やっと叶ったのも束の間
ある時から
思い描いていたような
楽しい生活が
出来ないばかりか
何かにつけて
歯を剥いてくる麿芽助君に
ご家族全員
心身共に疲れ果てて
いらっしゃいました。
ママさんは
麿芽助君を迎える時に
ブリーダーから
手渡された
手引書に忠実に従っていました。
言われることや
書いてあることに対して
疑問に思うことがあっても
麿芽助君のためだと思って
必死に手引書や
ブリーダーの指示に
従っていたのです。
しかし、成長していくなかで
あってはならない
問題行動が出始め
相談した時
ブリーダーは
ママさんを助けるよりも
手引書通りにしていれば
そうはならないと
言い放ったのだそうです。
疑問や問題は日々
その深刻さを
増していきました。
その後、預かりで
トレーニングをするという
ところに約三カ月
委託するものの
家族に対する態度には
変化が見られないなかで
セッションを
受けて頂いた訳ですが
これまで、様々な形で得て来た
しつけの知識や常識が
ママさん自身を
一番苦しめていました。
親になるための
テクニックがない様に
犬を飼う人に必要なのは
テクニックではなく
心構えです。
いかに飼い主としての
「心」を整え
犬達のありのままを
受け止め理解していくか。
人と犬の双方が
仲良く楽しく
暮らしていくために
必要な所作を
人と犬の双方に
お教えするのが
セッションの時間です。
自分自身の所作を正す時
必要なのは
「率直な第三者の眼差し」
であり
それを得ることが出来たなら
問題の半分は
解決しており
残りの半分は
セッションで見聞きしたことを
実行できるかどうかに
かかっています。
人は見たいものしか見ず
聞きたいものしか
聞かない様に出来ていますから
自分の所作の良し悪し以前に
自分の所作やあり様を
見ようとし
聞こうとする気持ちがなければ
誰のどんな言葉も
届くことはありません。
自分の気持ちを
自分自身が
率直に理解していなければ
自分の感情に縛られて
どんな場合においても
対する事物の
あるべき姿や進むべき方向を
冷静に見極めたり
導くことはかないません。
今回、心を鬼にして
かなり厳しいことも
申し上げながら
麿芽助君と
ご家族一人一人との
関係性や関わり方を
見直していただきました。
飼いたい犬を
好きな様に飼うのではなく
飼える犬を迎え
その個性を理解して
適切に飼う知恵をつけることが
犬を飼うすべての人に
最低限求められている
スキルではないかなと
思っている次第なのです。
便りのないのは
元気な証拠(ノ_<)
本当はとても
気になっていましたが
あまり、急かせても
いけないとの思いから
セッションからしばらく経った頃
ドッグランで会う約束をして
久しぶりの再会(^_^*)
行儀の良い麿芽助君に
みんなニコニコ(^_^*)
ランに入っていらした
ママさんの笑顔を見て
一安心しつつ
セッション後の様子を
伺わせて頂きました。
麿芽助君との関係性に
ご家族全員
心をくじかれていたなか
様々なアドバイスを参考に
試行錯誤を繰り返すなかで
ご家族の
特にママさんの行動や
態度が変わった結果
ご家族に対する信頼感が高まり
まったり眠る時間が増え
精神的な安定が増し
全体的な麿芽助君の行動が
変容してきたとのこと。
麿芽助君の変化に
以前にも増して
可愛いさが止まらないと
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
目を細められた
ママさんの笑顔が
とっても嬉しかったです(*´꒳`*)✨
また、ランで
お目にかかれるのを
楽しみにしておりますヽ(*´∀`)