犬達に対する言葉掛けを
上品にして下さいと
お願いすることがありますが
それは、自分が心に思うことや
発する言葉に見合った現実が
引き寄せられるからなのです。
その現実とは
犬に訪れるのではなく
自分自身に訪れます。
乱暴な言葉を使えば
荒々しい環境が生まれますし
丁寧な言葉を使えば
穏やかな美しい環境が生まれます。
犬達が暮らしている「環境」とは
現実的な環境以上に
私達の中にある心そのものであり
彼らの幸せを願うなら
心の環境を穏やかで美しいものに
私達自身が自らの手で
整えていくことしかありません。
自分が思い描くイメージや
発する言葉が
それに呼応した
現実を引き寄せます。
実際、10年前には
心理的にも
現実的にも
想像し得ない場所に
私はいます。
思いがけないところから
思いがけない出来事が来ます。
明確な目的意識を持っていないと
目先の私利私欲や
猜疑心に囚われて
気付くことは出来ません。
チャンスやきっかけは
さり気なく
そして、思いがけず
やってきます。
人は常に悪い予測をしながら
身の安全を守ろうとしていますから
予測していない良い事に
とても懐疑的なのです。
「思いがけないけれど
それはそれでいい」と
許可を出し
受け止め
動いていくことは
心の可動域をぐっと広げ
自分自身を
思いがけない方法で
求める場所へと
連れて行ってくれるのです。
自分にとって
良い事を具体的にイメージするのは
悪い事を具体的にイメージするより
難しいです。
しかし
難しいからこそ
良い事を具体的にイメージ出来た時の
パワフルさは計り知れません。
とはいえ
私利私欲ばかりの
シアワセを願っても
本当に満ち足りたものには
なりません。
自分にとって本当に必要なこと
自分が本当に満たされるには
どうあるべきかは
実は自分が一番
良くわかっているのです。
ですから
そのことを具体的に
イメージ出来たとき
私たちはすでに
思いがけない場所に
辿り付き
歩き始めているのです。