売る方にも
理由があります。
私達のあらゆる感情が
この産業の糧です。
産業ですから
成長し経済戦争に
勝ち抜くことが第一です。
勝てば官軍。
道理や正義は
二の次、三の次なのです。
売るためには
稼ぐためには
愛護団体の名前だって
利用しますし
数多の批判にさらされても
屋台骨である
非常識な業態の変更ではなく
それらをかわすための美談や
体裁のために
愛護を謳う団体を
立ち上げるといった
あざとさすら
厭わないのです。
犬や猫を
家族と思い暮らす人間が
犬猫を利用することしか
考えない人間に対して
すべきことは
沈黙でも批判でもなく
彼らの言葉巧みな触れ込みに
感情を揺さぶられ
取り込まれることがないように
正しい知識と
揺るがない信念を持ち
穏やかに楽しく暮らし
家族である
彼らの健康寿命を伸ばし
自らも健康でいることです。
正直、それ以上の愛情は
ありませんし
それ以上のことを犬猫達は
望むわけもないのです。
彼らは生きていて
その心身を健全に保つために
必要なニーズがあります。
その必要なニーズに
応えることもなく
自分の都合や感情ばかりを
優先させるなら
彼らの命に
寄り添う資格は
どんな立場にあったとしても
ハナからないと
言わざるを得ないのです。