人間社会の最後の砦☆ | Life Is Beautiful
今の家に
初めて迎えた犬は
ルイスです。
現在、犬三頭、猫三頭の
我が家です。
経済的な負担は勿論ありますが
私の精神的なバランスとしては
丁度いい感じであります。
私がセッションなどで
お伝えしている
メソッドでは
精神的に適切な距離感を
大切にして頂くよう
お願いすることがありますが
実はこれが
多くの飼い主さん達にとっては
一番難しいことかもしれません。
私自身が
ルイスの後に、まこを迎えたのは
ルイスとの
一対一の濃密な関係性に
大きな負担を感じたからなので
それが当たり前になった後に
一定の距離を保つということは
至難の技であり
それを実践するためには
それまでにない価値感を
新たに育むことでしか
実践できないと感じています。
もしも、我が家に
子供がいたら
違ったかもしれませんが
犬を悪戯に子供扱いすることなく
いられたのは
ルイスを迎えてから
半年後に迎えた
まこの存在がとても
大きかったように思います。
その後、まこに
糖尿病が発覚して
ギリギリのところで助かった時
犬を亡くすことの恐怖で
頭が固まりかけた私を
人に慣れることが出来ず
行き場がなかった
ココアとのご縁でした。
もちろん、
多頭崩壊が叫ばれるなかで
安易な多頭飼育は
お勧めすることは出来ません。
しかしながら
人間側の正しい知識の元
犬の社会性が発揮される
多頭で過ごせる環境を
人間が体感することは
一対一の関係性にありがちな
誤った擬人化や
飼い犬の自分化を防ぐためには
有益なことだと考えております。
もちろん
住宅事情などで
一頭飼いしか出来ない方が
ほとんどだと思います。
初めて犬を飼う方の中には
犬の興奮の扱い方や
育て方に悩み
孤立し
育犬ノイローゼに
なってしまう方も
実は珍しくありません。
悩んだり、いざという時
助け合える仲間が
すぐそばにいる事は
犬を飼う上で
とてもとても心強いものですし
それ以上に
同じポリシーを持った
身近な人達と
健全なコミュニティを
形成することで得られる利益は
計り知れません。
犬の健全な社会化のための
多頭飼育がかなわなくても
身近な方達と
犬の正しい理解を
通した繋がりがあれば
多頭飼育しなくとも
人と犬双方の実践的な
学び合いが出来ますし
それが可能になれば
トレーナーもいりません。
犬に対して
同じ考え方の人であれば
いざという時に
閉じ込めるばかりの
ペットホテルではなく
ご近所同士で
預けたり預かったりと言うことも
可能になるかもしれません。
正しい知識と躾は
犬の健康の予防に直結していますから
犬の病院通いも
少なくて済むように
なるかもしれません。
地域のそうした
犬飼い同士の
コミュニティが成熟すれば
行政との公助にも繋がりやすくなり
災害時の際の
同行避難などの対策にも
前向きな捉え方で
反映されるはずです。
悩みや喜び
悲しみを分かち合える
犬飼い同士の
地域コミュニティのよりよい発展は
私達飼い主の無知を礎にした
ペット業界の商業主義や
犬達の悲惨な現状を
ひっくり返すための
大きな起爆剤になります。
賢い飼い主は
ペット業界の最大の敵です。
皆さんの地域コミュニティの輪を
より良いものにするための一助を
担わせて頂くためには
どうしたらいいかを考え
飼い主さん同士の
小さなグループでの集まりや
マンションの
ペットクラブなどに呼んで頂き
お話をさせて頂くような活動を
させて頂けたらと思っています☆
犬は人生において
大切なことを
言葉も持たず教えてくれる
稀有な存在です。
現代社会が抱える
様々な問題の裏には
あらゆる関係性の中での
コミニュケーション不全と言う
根本的な問題が隠れています。
犬の持つ誠実さ
勤勉さ穏やかさと言う特性は
疲弊した人間社会が
コミュニケーションの健全さを
取り戻すために残された
最後の切り札だと
思わずにはいられないのです。
そしてその切り札になる犬達は
訓練された使役犬などの
特別な犬達ではなく
私たちの傍に眠る
普通の犬達なのです。
本年も…
長文のブログに
なると思いますが( ̄▽ ̄;)
宜しくお付き合い
下さいませ(⌒-⌒; )☆

