無慈悲極まりない
「里親詐欺」はその犬だけでなく
その犬の保護主や
その犬達に関わった
たくさんの人達をも
深く深く傷つけます。
保護犬の正体は
心ない人間に
理不尽に追い込まれた
死の淵から
ギリギリのところで
引き上げられ
心ある
たくさんの人の
愛に護られた
愛護犬です。
たくさんの人の愛情に
紐付いた愛護犬との暮らしは
なんだか
面倒くさいという人も
いらっしゃいますが
人と人を繋ぐのが
犬達が携えた
そもそもの
使命であるのですから
犬達からの恵みに感謝し
真摯に向き合うことで
関わる人達それぞれの
人生がより意義深くなっていくと
個人的には思っています。
マスコミが少しずつ
動物愛護にまつわることを
取り上げ始めたこともあり
保護犬の認知は
以前より、進んだものの
「保護犬」という名称が
一人歩きし
流行りの新しい犬種のような
兆しすらあります。
しかしながら
「保護犬」という名称が
想起させる一般的なイメージで
可哀相な犬を
引き取って「あげる」…
という気持ちで
犬を迎えた場合
人間と犬の側の意識に
ズレが生まれやすいような
気がしています。
保護犬の譲渡に限らず
可愛いや
可哀相で犬を迎えることには
大きなリスクがありますが
そのことを事前に知る人は
そう多くはありません。
例えば
可愛がるばかりで
大切なことを
教えられなければ
病気や事故に
繋がりやすくなりますし、
可哀相と思いながらも
懐かないことや
思い通りに出来ないことに
苛立ちを覚えるのが
普通の人間だからです。
里親詐欺の首謀者を
見抜くことは
至難の技です。
初めは、純粋な気持ちだったのに
環境や、状況
または、人間側の心理的な変化で
結果的にそうなってしまう場合も
あるかもしれません。
まさか
そんな人間が
存在すること自体
普通の人には
考えられないことでは
ありますが
愛護団体の多くが
様々な条件を里親希望者に
要求したり
書類などの提示や
自宅訪問を前提に
するのには
そうした事情があるのです。
逆にそうしたことに
無頓着であったなら
その報いは
犬達が被ることになり
犬達を
二度三度苦しめ
最悪の場合
死に至らす事案も
現に起きているのですから
慎重にならざるを得ないのです。
どうぞ、そうした
事情をご理解頂きながら
オープンシェルターに
足をお運び頂けたらと
存じますm(_ _)m☆