可愛いのは当たり前。
可哀相なのも当たり前。
餌付けされた動物は
餌の取り方がわからなくなり
餌付け無しでは
生きられなくなります。
餌付けされ
慣らされてしまえば
人間を恐れなくなります。
残念ながら
人間は
いい人間ばかりではありません。
餌付けておきながら
雨風に晒しておける
気がしれません。
野良猫を見かけても
心を鬼にして
一切の関わりを
持たないことを
選択する人もいます。
可哀相だからと
保護したものの
予想外に医療費が掛かると
わかった途端
見捨てる人もいます。
一抹の葛藤や
罪悪感やリスクも取らず
自分の気紛れな感情を
満たすだけ満たし
慈悲深いフリをして
人間を求めるように仕向けながら
雨風の中
彷徨い歩かせることが
本当の優しさで
あるはずがありません。