飼い主が愛情と信じて疑わない
過保護と過干渉は
犬の心身に
過剰な興奮のループを生みます。
犬の興奮に反応した
飼い主の褒めや叱りは
犬からすれば
飼い主も一緒になって
感情的に興奮しているようにしか
見えませんから
犬の興奮に対しさらなる
油を挿すことになります。
興奮のループは犬に限らず
動物にとって
異常事態ですから
そこから抜け出し
心身の鎮静や
穏やかな環境を取り戻すために
吠え続けたり噛みや破壊行動などの
問題行動を出現させるのです。
飼い主にとって都合のいい
ストーリーや解釈では
犬のストレスは増すばかりですし
問題行動の放置は
人間にとって
温情であり優しさ
ダメな子を許容するといった
愛情そのものだと捉えられがちですが
犬の本来の生態から考えれば
ネグレクトという
虐待と同じなのです。
おまけに
怪我や病気になりやすくなります。
犬の健康と長生きを望みながら
実際には犬の不健康と
短命を招きかねない情報ばかりが
氾濫しています。
飼い主の思いとは相反し
犬の不健康は
業界にあらゆる利益を生みます。
資格があろうがなかろうが
問題行動に対する
見立てや解釈が正しく
それに対応した適切な態度を
人間の側が選択、実行出来たなら
犬の問題行動の出現は
即座に激減するはずです。
問題行動の
原因を取り除くのではなく
その目的を
正しく理解することこそが
本当の愛情です。
但し、問題行動を
長い期間放置していた場合は
その行動が習慣化し
無意識の反射となって
しまっていますから
時間をかけて
リハビリする必要があります。
問題を抱えた犬達の心には
不安と緊張が渦巻いています。
その大元は
人間や飼い主に対する不信感と
状況に適応出来ない
自信のなさに溢れているのです。
そうした様子の犬を見かけると
気の毒になり
つい声を掛けてしまいます。
それがダメなんです。
そうしたことに
興味がなければ
心外でしょうし
大きなお世話さまーなのですから。
そんなこんなで
ここのところずーっと
地味ーに
自己嫌悪です。
いつまで続くんだろう_| ̄|○
またしても…
硬い話になりました_| ̄|○