どこもかしこも
センターには今もなお
犬が溢れています。
そんななか、
目の前の一頭すら
救えないのに
犬を見て
可愛い、可哀相なんて
到底
言う気にはなれないのです。
言う資格がないのです。
当たり前ですが
みんな可愛い。
可愛い命です。
この子達のまっすぐな眼差しに
ひとつの身動きも
取れなくなります。
毎週のように
苦渋の決断をし続ける
代表の気持ちは
いかばかりか。
彼らには
私達保護者が必要です。
しかし
子供が親のために
生きるのではないように
犬や猫は
人間の癒しのために
生きているのではありません。
可愛い可哀相という
上から目線や
血統や血縁や犬種などにこだわる
差別主義はもう止めませんか。
彼らには、
普通に穏やかに暮らす
権利があるのです。
人間は自らの欲望のために
犬達に過剰なストレスをかけ
過剰なサービスを求めています。
自分が犬にしていることの本質を
自分の頭で
考えることの出来る人間を
犬達は求めているのです。