同行避難は
同伴避難とは違います。
ペットを連れて
避難場所に逃げることは
推奨されているけれど
ペットを同じ避難所に
入れることは出来ないことを
理解していない人が
ほとんどであります。
結果、犬を連れ
避難所にたどり着いても
多くの人が
車中やテントで過ごすことに
なっています。
災害時、現地に入り
人を助けるボランティアさんが
飛躍的に増えていますが
自宅に被災した方の犬の一時預かりの
ボランティア登録が出来るシステムが
あればと感じています。
もちろん
こうしたことを
現実的に稼働させるためには
平時から
そうしたボランティアを教化し
一定の質を保つ努力が必要です。
一番大切なのは
預かった犬を逃がさないこと。
犬のニーズをしっかり理解していること。
自分の犬と分け隔てなく
接することができるなど
そうしたことの配慮が守られたなら
預ける人も
預けられる犬も
安心して過ごせると思うのです。
例えば殺処分の水際から
犬を助け出す
保護団体の活動は
多くの一時預かりボランティアさんに
支えられています。
各団体で活動されている
預かりさんと呼ばれる
ボランティアスタッフは
各団体に所属し
団体の規約の中で
里親さんが見つかるまで
無償で自宅に
保護された犬猫達を預かり
犬猫達のお世話をされます。
今回のような災害時
犬を飼うもの同士
助けたい人と助けて欲しい人を
マッチングするシステムを構築し
もっと、フレキシブルに助け合えたなら…
そうした、オールジャパンの取り組みが
あれば良いのにと
災害が起こるたびに思うのです。
SNS上ではすでに
個人レベルで
受け入れを表明している人や
被災しSOSを実際に
発信している人もいます。
ただ、やはり
個人レベルのやり取りでは
信憑性に欠ける感じは
否めません。
災害は突然起こります。
役所自体が被災したり
現場対応に追われ
同伴避難が現実的に叶わないなら
また、対応が難しいなら
国の対応として
犬を飼う人全員に
飼い主教育を義務付け
その教育を受けた方の中の有志に
ボランティア登録してもらい
被災していない人が
被災した人の犬を預かるといった
遠隔地からの支援の在り方も
語られるべき時に
来ているような気もします。
犬との共生を願う人が
増加し続けている現代社会の
裏支えとして
社会全体で
犬を守り育てるといった
大局に立った発想ありきで
様々な取り組みや
しつけの啓蒙などが
あるべきではないかなと
個人的には思っています。