今年のはじめ
まだお正月気分が
抜けきらない
ある日の朝。
我が家からすぐの道端に
倒れていたのが
散歩の帰り道に
主人が発見。
息も絶え絶えでしたが
連れ帰り
看病しました。
医者からは
あまり期待出来ないと言われたものの
一時は奇跡的に持ち直し
「生きたい」という
明確な彼の意思を
感じることが出来ましたが
チカラ及ばず
数日後
静かに旅立ちました。
その別れから
半年ほどが過ぎた頃から
何かに呼ばれるように
また、我が家の二頭の猫達に
促されるように
気づくと猫を探す日々。
猫にも相性があるようで
我が家の二頭の間を
取り持つような
存在の必要性を
感じていたのです。
人間的には
さすがに
もう、増やしたらダメ!という
思いがありましたし
なかなか、あっ!
と思う子に出会うことも
なかったので
必要性は感じても
縁がないと諦め
はじめていたのです。
当然ながら
アルマに保護された子達も
検討しましたし
募集の写真を頼りに
他の団体にも
足を伸ばしましたが
見つからず。
乗り気だった
主人の熱も冷め始めた頃
ある子猫の写真に目が止まり
週末に日本橋で行われるという
譲渡会へ
会場は熱気ムンムンで
お目当の子にも会えましたが
これまた、空振り。
可愛いのは
どの子も可愛いのですが
何かが違う。
また、諦めて帰ろうとした時
はたと目に付いた
黒い子猫。
その子の前だけぽっかりと
人の流れがなく
なんとなく気になって
覗き込むと
懐かしい空気感。
あの、クロスケの
穏やかで温かい眼差しと
そっくりな眼差しをした
子猫がそこにいました。
しかしながら
その子の尻尾は
ジャパニーズボブテイル的な
短く巻いたブタ尻尾。
私としては
元々長く立派な尾が好み。
お顔も二枚目というより三枚目。
なのになぜか気になって
膝に乗せてもらったら
いきなり爆睡。
あまりに気持ち良さそうで
帰り間際まで
この状態。
終了の時間になり
ケージに戻すと
こんな顔(^_^;)
印象はブチャイク…
しかし、
この伏し目がちな表情は
クロスケそのものでした。
とはいえ、私がどんなに
迎えたいと思っても
我が家の人見知りな猫達との
相性が最優先でありますゆえ
恐る恐るトライアルを申し込み
出張中だった猫大臣には
事後報告(^_^;)
「来週、猫来るから」
「…え?」
我が家の猫達は
案の定
はじめの2日間くらいは
猛抗議で
フーフーシャーシャー
子猫も先住の猫達を刺激しないように
ゼンマイ仕掛けみたいな
ゆっくりとした動きで
怪しいものでは
ありませんアピールに必死(^_^;)
その甲斐あってか
3日後にはオスの寅吉が
5日後にはメスのしずくが
この子猫を受け入れ
遊ぶようになりました。
遊び相手が出来たしずくは
ストレスから解放されたせいか
若返り穏やかになりましたし
グルーミング好きな寅吉は
しずくが嫌がってた
ベロベロ攻撃を
子猫の顔面に
浴びせながら男同士で
ゴロゴロしています(^_^;)
そんなこんなで
先日無事に正式譲渡となり
タマタマもとってスッキリ。
名前は元々「ナル君」でしたが
尾が渦巻型なのでナルト?…
渦巻ナルト…
漫画の主人公の名前か…とは
思いましたが
やはりここはクロスケの名前を頂き
渦巻黒助といたしました。
ちなみに
先住のオス猫の名前ですが
寅吉は通称で
正式には大河寅吉。
お陰様で黒助は
先住の二頭が大好きです(^_^;)。
起きている間はずっと
二頭の間を行ったり来たり。
よく食べて
よく眠ります。
子猫のわりに
手足が長くて
後ろ姿や歩く姿が猿のよう(^_^;)
その代わり
長かったはず?の尻尾は
クロスケに引っ張られたのか
短いけれどぺこぺこと良く動く
クロスケの尾に似た鍵型に。
そして、尻尾がお喋りな分
可愛い鳴き声は
忘れて来たらしく
鳴いてる風でも
モンタ並みのしゃがれ声。
可愛い子猫の
鳴き声には程遠い(^_^;)
これもきっと
私以外の人に
見つからないように
お空に置いてきたのかな(^_^;)?
なんて勝手に…
思ったりしています(^◇^;)
鳴かないことで困ることは
そんなにありませんが
部屋のどこにいるか
わからなくなったり
閉じ込められても
わからないので
首輪に鈴をつけました♪
そんな新入りさんですが
クロスケの分まで
我が家の一員として
元気に仲良く
過ごしてもらいたいと
思っていますm(_ _)m☆