我が家の末っ子。
ココアさんの幼き頃。
里親会では
まったく人に懐けませんでした。
人の視線から逃げまわり
「見ないで…」
「触らないで…」
「話しかけないで」と
訴えるココアを
理解してくれる人は
なかなかいません。
もちろんココアの
そうした気持ちをだけを
優先させて
関わり合いを諦めていては
ココア自身を
助けることも出来ません。
人馴れ促進の為として
我が家初の
預かりっ子だったココアでしたが
理解ある里親さんの出現を
待たずして
我が家に迎えることになりました(^_^;)
勿論、我が家に
迎えたからと言って
すぐに人馴れしたわけでもなく
つい先日までは
家の中での
主人の不意な動きに出くわすと
目を丸くして
吠えてしまうことも度々(^_^;)
それでも
一緒に走ってくれる
主人との散歩は
ココアにとって
楽しい時間のようでございます。
ちなみに
我が家の犬達を
人懐こいと
思われている方が多いですが
タフでフレンドリーなタイプというより
基本的には三頭とも
いわゆるビビリの繊細ちゃん。
そんな話をすると
虐待にあっていたのではないかと
イメージして同情を
お寄せ下さる方は多いですが
ほんとのところはわかりません。
しかし、
理由がどうあれ
人馴れしていない状態の犬に
一番必要なのは
可哀想ね…といった同情ではなく
抱きしめるばかりの愛情でもなく
肩を並べて
同じ空を見上げ
励まし合うような
友情だと思っています。
自分の癒しのために
犬を迎えたいと
思う人が多い中
そうしたビビリや人見知り
シャットダウンな犬に
興味を持ってくれる人は
少ないのが現実です。
どう接していいか
わからないから遠ざける。
そうだったとしたなら
それは、とても
勿体無いことだと
私は思っています。
無口で甘え下手な
彼ら彼女は
いつか、掛け替えのない
心友になってくれる存在です。
だからこそ
この世界は
君が思うより
ずっと楽しい。
そのことを
少しでも早く教えてあげたいと
心から思うのです。
犬は人を癒すために
生きている訳ではありません。
無口で
甘え下手な
彼ら彼女達に
だからこそ
気付かされる
思いがあります。
無表情で
怯えてばかりだった
彼ら彼女達の笑顔は
ひとつの言葉も持たずして
私を雄弁に励まし
勇気付けてくれるのです。
濃密な時間に感謝。