ニュースで
ご存知の方も
いらっしゃると思いますが
北海道で、敷地内に放されていた
大型犬4頭に
襲われ女性死亡の事件がありました。
当初、マスコミでは
ハスキー4頭と発表していましたが
実は、オオカミ犬だったとの情報があり
亡くなった女性は
オオカミ犬のブリーダーであり
飼い主が出張で不在にするために
そのブリーダーの女性にオオカミ犬の世話を
頼んでいたとのこと。
これは、起こるべくして起こった
事件、事故です。
オオカミ犬は
本能に従ったまでであり
亡くなった方には
お悔やみしかありませんが
不遜な人間の甘い考えに
鉄槌が下ったと思います。
問題なのは
世話を依頼され亡くなった女性が
その犬達を
オオカミ犬として認識していた
プロのブリーダーだったこと。
亡くなられたことには
お悔やみしかありませんが
オオカミ犬を作出するに至った
人間社会への厳しい鉄槌が
自然界から下されたと感じます。
過日、S村動物園がオオカミ犬の子犬を
取り上げたことに対して書いた記事を
改めてご覧頂き
動物に対しての認識の甘さ
畏怖心のなさが
いかに、人を危険に晒すことになるかを
お考え頂きたく再度
トップ記事にいたします。
頂いたコメントには
現実に起きている現状や実際に
オオカミ犬を扱った経験のある方からの
コメントが寄せられていますので
コメント欄まで是非お読み下さいm(_ _)m☆
先日、「S村動物園」で
オオカミ犬の子犬が紹介されたのを
ご覧になった方は多いかも知れません。
正直、子犬の可愛さばかりを
強調したこの番組…
犬を飼う上で大切なことは
ほとんど発信されていません。
毎回オープニングで
子犬を紹介するのが
お決まりなのですが
ネタ切れなのか
先日はオオカミ犬の子犬を
紹介するという暴挙に出ました。
物珍しさと子犬の可愛さばかりを
紹介して、最後は
ワイルドな食事風景として
吊るした生肉に飛びつかせ
ゲストも観客もドン引き。
オオカミ犬とは
オオカミと
シェパードやハスキーなどとの
ミックス犬を指し
よりオオカミの血が濃いものが
ハイブリッドと称されています。
オオカミとの
血が混ざることで
どんなに愛くるしい
見た目であっても
その身体能力や
殺傷能力は
人間の想像を
はるかに超えます。
そして、野生動物としての
本能的なスイッチが
いつ入るかは
犬以上に
予測不能なものとなります。
正直、日本のような住環境で
飼育出来る犬ではありません。
あのシーザーでさえ
扱うのが難しいのです。
そんな背景のある犬を
安易に紹介する
番組のあり方に
怒りさえ覚えました。
犬を知らない初心者の方が
犬を選ぶ基準の多くは
可愛いから
カッコいいから
といった見た目や
イメージが優先されます。
テレビの影響力を鑑みず
飼育困難な犬の子犬を
可愛さばかりで紹介することの
罪は大きいのです。
現状、日本でオオカミ犬の
ブリーディングは
ほとんどされていませんが
この番組をキッカケに
オオカミ犬を飼いたいと言う
ニーズが高まってしまったら
売るためだけの
ブリーディングが
盛んになりかねません。
オオカミ犬は
本能的で知能が高く
独立心が旺盛ですから
人間社会に適応させたり
躾けるようなことは
全くかないません。
桁違いの
飼育の困難さから
飼われて直ぐに
飼育放棄され
その多くが若くして
殺処分されている現実が
すでにアメリカで
起きています。
そうした、現状を
知らせることもなく
かっこいいでしょ
可愛いでしょって
本当にあり得ません。
いったい何がしたいのかと
とても腹立たしい
気持ちになりました。