みんな、自分には
何も出来ないと言うけれど
愛護活動は
動物達の置かれた現状に
胸を痛めた
その瞬間から始まっているのです。

感じたことを
身近な人に話して欲しい
大切に思う人達と
共有して欲しい
それが
愛護活動の基本です。

無理なく出来ることを探し
続けること。
特別なことは何も
必要ないのです。

その純粋な気持ちの
繋がりこそが
あらゆる垣根を超えて
人々が繋がり
社会が変わる
大きなキッカケになるのです。

本当の正当性は
他者への批判からは
生まれません。

自らが感じたことを
真摯に伝えることでしか
表現出来ないものです。

焦らず、怒らず、諦めず
現実に対峙すること。
これは
より良く
生きていくための術として
犬達が
私達に教えてくれている
ことでもあるのです。

ペットショップの裏で
起きていることが
認知されていくにつれ
何も知らずに
ペットショップから
犬を迎えた方達が
肩身の狭い気持ちを
持たれることもあるようですが
正直、レスキューに近い感覚で
ペットショップから
犬を買われた方も多いのです。

売れ残りで
値段が下がり
もう後がない…
との気持ちから
買われた方は
思うよりずっと多い。

ペットショップは
そんな客を見込んで
売りにくく高い
大型犬も
ショーウィンドウに
並べます。

大切なのは
どこから
犬を迎えたということではなく
犬達の現状に思いを馳せ
痛む気持ちを持てたなら
動物愛護は始まっているし
自分が迎えた動物に
責任を持つことが
保護活動の基本だということなのです。

保護活動や愛護活動は
数の世界ではありません。

何頭救ったか
何年活動しているか
そんなことは
後から付いて来るものであり
目標ではないのです。

本当に大切なのは
飼育放棄ゼロ。
産業繁殖や遺棄がゼロの
世の中にしていくことです。

悪者を吊るし上げて
叩くことは
対症療法でしかありません。
対症療法では
どんな病も
完治させることは
出来ません。

モグラ叩きではなく
土壌の改良が必須なのです。
その土壌とは
私達ひとりひとりの
心の中にあるのです。