テレ朝*毎週日曜日
あさ9時半~
「ペットの王国ワンだランド」
という番組を
ご覧になったことは
ありますでしょうか?

先週の放送では
千葉の保護活動家の取り組みを
実に丁寧に紹介されていました。
その方が、保護活動を
始められたきっかけは
5年前。。。
ピットブルの
ブリーダーの元で
身体が小さく
産まれてしまったために
規格外とされた子犬は
他の大きい兄弟犬の練習台として
口輪をされ
犬舎の中で
兄弟犬や他の闘犬が
相手を仕留め
殺す過程を学ぶための
道具として
嬲り殺されるまで
闘わされるという現実を
知ったことからだったそうです。

そんな酷いところから
一頭でも助けたいとの思いから
一頭のピットブルを引き取り
それが保護活動の
原点になったそうです。

その後、遭遇した
ペットショップの
多頭崩壊の現場の酷い惨状も
写真付きで紹介されました。

日曜日の一番家族が
揃って見るであろう
朝の時間帯に
正直、目を耳を
覆いたくなるような現実を
率直に伝えてくれた番組は
これまで
なかったように思います。

番組の後半では
千葉の動物愛護センターの方も登場し
マイクロチップの装着の勧めや
保護された犬達が
どんなところで暮らし
命の選別どんな風に
受けているかなど
やりきれない現実も
紹介されていました。

多くの犬が
飼い主の
飼育放棄に依るものだという
現実まで伝えてくれていました。

千葉の活動家の方いわく
自分は保護をしたいんじゃない
そんなことをしなくても良い
社会にしたいんだと。
そうした想いから
子供達に対する
動物愛護の啓蒙活動や教育に
チカラを注いでいるとのことでした。

本当にその通りです。
保護しなければならない状態が
あり得ない
社会にしなければ
いつまで経ってもイタチごっこは
続くのです。

実は、まだこの番組が
企画段階の時に
ある方のご紹介で
我が家の犬達を取材に
制作会社の方が
いらっしゃいました。

取材と言っても
下調べの段階で
実際の本番の
撮影になれば
家の中が
どんな状況になるか
経験上わかっていましたから
我が家での本番撮影は
おそらく厳しいだろうことや
制作サイドの意図や希望は
理解出来るけれど
我が家の犬達は基本
家の中では寝ているだけなので
思うような面白い画は
撮れないだろうことなどを
事前にお伝えしたうえで
あくまで
参考までにということで
我が家に来て頂きました(^_^;)

案の定、犬達は寝てばかりで
撮りどころゼロ(^_^;)。
まぁ予想通りでは
ありましたが
そのかわりに
犬について
また、躾けや飼い方について
海外や日本の
保護犬に纏わる様々なことを
お話しさせて頂きましたm(_ _)m。 

若いディレクターさんは
初めて聞く話ばかりですと
仰りながら
メモを取りつつ
熱心に私の話を
聞いて下さいました。

あの日、お話ししたことや
伝えたかったことが
どんな風に持ち帰られ
議論されたかは
わかりませんが
少なくとも
この番組が
「カワイイ」ばかりを
売りにしていないこと
保護犬と呼ばれる犬達の現状を
包み隠さず、率直に
伝えてくれていることに
心から感謝しています。

私達が一視聴者として
こうした番組を熱心に見ることで
視聴率は上がります。
視聴率が上がれば
ペット関連でなくとも
スポンサーがつき
ペット業界への
足枷のない番組作りが
可能になります。
そうして、はじめて
動物愛護をされている
発信力のある
タレントさん達の活動が
テレビやラジオで
可能になってくるのです。

すべては
私達次第。
産業サイクルの中の
消費者や
視聴者が
求めるものが
変われば
企業や、社会全体が
否応なく変化せざるを
得なくなるのです。

今後、こうした
心ある良質な動物番組が
増えていくことを
切に願っておりますm(_ _)m☆