犬の社会は
人が思うよりずっと
厳しく毅然とした社会です。

可愛がるばかりが
愛情ではありません。

毎日適切な運動をさせて
心地良い睡眠を与えることで
心身の健全な成長が促されます。
与えるべき本物の自由は
ブレないルールの中にこそ
あるのだということを
念頭に置かなければ
健やかな成長を
望むことは叶いません。

学ぶべきことを学べないのは
人にも犬にも不幸です。

子犬可愛さにまけるのは
人間くらいです。

子犬は生き抜く術を学ぶために
何度叱られてもしつこく
同じことを繰り返します。
それに対し、親犬は
根気よく正し続け
時にはカミナリを落とします。

親犬が精魂尽き果てるまで
子犬の教育に明け暮れたころ
子犬は身の丈にあった振る舞いを覚え
群れの一員として生きていく術を
身に付けるのです。
親犬は子犬期の数ヶ月で
この任務を完了します。
この期間に適切な自立心が
育っていなければ
自然界で生き抜くことが出来ません。
その昔ながらの本能に従い
子犬を過度に甘やかしたりしません。

犬の社会に
褒めて育てる
親犬はいません。

ルールに則った態度を取れてこそ
生きられる世界です。
ルールを無視すれば
生きられない世界。
それが自然界の掟ですから
その子の生存こそが
その子にとっての
最大の報酬なのです。

親犬が子犬の
生存を喜ぶことがあっても
ルールを守ることは
当たり前のことであり
取り立てて
褒めるべきことではないのです。
注意されることは止めるのみ。

褒める躾けは
本来の犬の生態からすると
わかりにくいのだと思います。

まことココアの
アオアオ大会(^_^;)



私の一声で幕引きと相成りました(^_^;)