感情は変化します。
そして時として
公平さに欠けるものです。
理性的であるということには
忍耐が必要です。
感情を爆発させて
何かをコントロールするには
人や犬が社会的な動物である限り
限界があるのです。
子供だから
子犬だから…と
親や飼い主が
必要な鍛錬を怠り
自分の感情のままに
怒ったり
甘やかしたりしていたら
理性的な我慢という蛇口が
まったく効かない
子供や犬になります。
親や飼い主は
自分の下した判断の結果を
背負うわけですから
その後の育ちに悩んでも
仕方ないと思いますが
育てられた方が
いずれ社会に出た時
何一つ
思い通りにならない現実のなかで
何一つ
乗り越えられない弱い心を抱え
生きざるを得ない
苦痛だらけの一生になるのです。
その子が
より良く生きて
いけるようにするために
感情的に怒ったり
甘やかしたい気持ちを抑え
真摯に理性的に向き合うことに
身を削ることこそが
本当の親心なのではないかと
思い至っています。
ちなみに
我慢を鍛錬させることと
我慢を強いることとは違います。
その違いは
育てる側にも
理性的な我慢や忍耐が
あるかないかの
違いであるのではないかと
思っています。