今年の犬の「流行」は
サモエドだそうです。
そもそも、ペットに
流行り廃りがあること自体
犬や生き物を愚弄する愚行です。
「バレンタインデーにはチョコ」とは
製菓メーカーのキャッチコピーですが
「飼いやすいのは小型犬」
「月齢が若くないと懐かない」
「この犬種は毛が抜けないし、吠えません」
そんな、ペットショップの売り文句に
泣いている人は少なくありません。

犬を選ぶ時
犬種特性がいかにあてにならないか…。
どんなに素敵なドレスでも
サイズが合わなければ
着て歩けないのです。

可愛いや可哀想だけで犬を飼うことが
いかに自分勝手で
後々の自分の首を絞めることになるか…。
避妊去勢が何故大切なのか…
何が犬にとって本当に可哀想か。

そうした、犬に対しての真摯な知識が
大きく取り上げられる
世の中にならない限り
大量に遺棄される犬や猫の数は
減るどころか益々増え続けていきます。

正しい知識の普及は
ペット業界の経済活動にとって
大きな足枷になります。
その業界全体の隠蔽を助長し
利益を得ているのがマスコミです。

もっと言えば、その可哀想な犬猫を
救うためと謳って
様々な資格ビジネスが盛況です。
高いお金を払って
学校に真面目に通う人達すら
食い物にするのが
ペット業界です。

資格や机上の学びだけでは
犬は理解出来ません。

生きた英語を学びたかったら
たくさんの外国人に
もまれるしかありません。
生きた犬語を学びたかったら
様々な環境にいる犬に
触れるしかありません。

資格認定の背景には
それを推奨する団体が必ずあります。
ペットショップやしつけ教室を
抱えている団体であれば
揺りかごから
墓場までのサービスがあり
そこで働くために
必要な資格としている場合が多いのです。
高額な費用の割に
その内容の乏しさに失望しながら
つぎ込んだ時間とお金が足枷になり
辞めるに辞められない
精神的な苦渋を強いられている人が
実は多いのです。

犬を本気で
学びたい人が
学べる場所を
どうしていくかが
今年の私のテーマです。

浅はかな情報の氾濫で
真面目な人や犬達が
辛い目にあったり
困らないことを
切に願っております。