昼過ぎに書き始めた
ブログ…
☆☆☆
黒助一進一退です。
昨夜は流動食を
頑張って食べてくれ
お医者さんも驚くほどに
目覚しく状態がよくなり
寝返りも打て
呼びかけにも少しだけですが
反応してくれるようにまでなりましたが
今朝はその揺り返しのように
ぼんやり。。。としたまま。
基本的には
見守ることしかできません。
半覚醒のような状態が続いているため
食べている間に寝てしまうことも。
点滴で入れられるのは
水分とブドウ糖、抗生剤くらい…
口からの栄養摂取が大切とのこと。
かと言って、焦りは禁物。
モニターで黒助の様子を見ながら
焦らずゆっくり
黒助の身体に栄養を
少しずつ
何回にも分けて流し込みます。
☆☆☆
こんなふうにしながら
今日も一日が
無事に終わっていくと
なんの疑問もなく
思っていました。
午前中病院から戻って
様子を見ながら
お水を飲ませ
流動食も食べられて
暖かい部屋で
眠り続けていた黒助。
午後三時過ぎ
呼吸が浅くなりはじめたのが気になって
そばに寄り添っていると
私をジッと静かに見つめる
黒助の眼差し。
けれど、静かな時間は
長く続きませんでした。
身体を大きく震わせると
三回ゆっくりと
大きく喘いで…
いち…にの…さん…
まるで大空に
羽ばたくように逝きました。
すぐには信じられなくて
黒助の名前を呼びながら
病院へ
ふたたびの奇跡は
ありませんでした。
黒助は、私と遊ぶという約束を
果たさないまま逝ってしまいましたが
一生懸命、寝返りを打って
野良の底力を見せてくれました。
私の呼びかけに声にならない声で
応えてもくれた黒助。
約一週間。
本当によく頑張りました。
もうね、実際は
出会った時から
明日もわからないくらいの
状態だったのです。
だから、お医者さんも
黒助の頑張りに
とても驚いていたのです。
なんとも言えない
やり切れなさで
私が泣いていると
「黒助はよく頑張ったんだから
もう泣くんじゃない
向こうでみんなが
待っているんだから大丈夫」と猫大臣。
私が泣いてばかりいたら
みんなのところへ行こうとする
黒助の足を引っ張ってしまう…
死を深く悼んだとしても
悲しみに溺れてはダメなのです。
だって
あの寒空の下で出会ってから
いまが一番穏やかで
とてもいい顔をしているのですから。
すべての苦しみから
やっと解放されたという
安堵感すら感じるのは
私だけでしょうか。
今頃は
虹の橋の向こう側で
私と猫大臣の縁に触れた
動物達がみんなで
出迎えてくれているはずです。
私達だって
いずれは行く場所。
君は強くて美しい黒猫でした。
元気に走り回る姿は残念ながら
一度も見れなかったけれど
もしも、すぐに
生まれ変われたとしたなら
絶対に会いに来なさいね。
私達に、わかるようにして
会いに来なさい。
そしたら今度は
あなたの好きなことを
たくさんして遊ぼうね。
黒助がくれた時間には
穏やかな幸せがありました。
それは、生まれて初めて感じた
不思議なものでした。
あの日
あの場所で
あなたと会えたことに
感謝しています。
ありがとう、黒助。
また、いつか会おうね。
追伸
正直を言えば
黒助がいないことを
うまくはまだ
受け止められていません。
ああすれば良かった?
こうすれば助かったの?
何が正解かはわかりませんが
黒助の生と死の両方を
受け止められたことだけが
せめてもの救いでございました。
短い間でしたが
黒助に温かいお心を寄せて頂き
ありがとうございました。