鍵尻尾のクロスケです。
やっと少しだけですが
尻尾や手足で
イヤイヤが出来るように
なってきました。
初めて会った時は
まったく動けないくらい
衰弱していたので
たとえイヤイヤであっても
動いてくれるだけで嬉しいのです。
朝から、家事の合間に
クロスケに水と栄養を与えています。
朝起きてクロスケ。
散歩から帰ってクロスケ。
犬達に餌をやってクロスケ。
ご飯を作って、食べてクロスケ。
洗濯してクロスケ、干してクロスケ。
こんな調子でクロスケを
抱き上げたあの日から
過ごしております。
わたしが外に仕事に出ていたら
とてもこんなふうに面倒は
見られなかったと思います。
一時はダメかと思いました。
正直まだ、安心はできません。
入院を考えもしました。
どちらにしても
クロスケは頑張っています。
苦しむクロスケを前にして
涙でクロスケが
見えなくなった時でさえ
クロスケは必死に
生きようとしていました。
本当に頭が下がります。
動物ってほんとにすごい。
あたたかい部屋で
給水や流動食を摂っては
深い安息を繰り返しています。
道端で打ち捨てられ
置物のようだった
あの日から
本来の猫らしさが
身体の端々に
少しずつではありますが
感じられるようになってきました。
ちらりと薄目を開けてくれました。