犬は心の太陽☆

一般的に狂いの生じた
体内時計をリセットするには
全身に朝日を
浴びることが良いと言われていますが
犬達はまさに
狂いの生じた人間達の

感受性をリセットし

バランスを取り戻させる役割を
驚くべきことに

その「存在感」のみで
担ってくれていると

日々実感させられています。

同じ動物でありながら
自然から乖離した「人間社会」に
生きざるを得ない人々の心を

犬達は常に

その傍で感じ取っています。

そして意図的にではないまでも
結果的に犬達は私達人間の心を
「自然」な状態へと促すべく
様々なドラマを起こして、私達を癒し
時には問題を提起して
人々が見落としがちな無意識の心に
気づくきっかけを与えて

くれているのかもとさえ思うのです。

犬を家族として迎え
犬達と共に過ごすなかで
人々は必要に迫られ

様々な生活習慣が

改められていきます。
それに伴うように、

自然なままのあるべき姿へと

内面の軌道が修正されていく…
それこそ、一番近しい隣人として
長きに渡り私たち人間が

犬達から甘受してきた
偉大な恩恵であったと思うのです。

最近はその恩恵に焦点を当てた
犬の介在療法が

様々な方面で注目されていますが
もちろん、犬は医者ではありません。
自分の心身の状態や置かれた環境に
無自覚な人間は犬のみならず
医療にも繋がらないのですから
人が幸せに生きていくためには
日々の生活の中で

多少ならずも自省を心がけることは

大切で、必要なことであることは
言うまでもありません。

特別な使役犬としてではなく
家庭犬として犬を迎えるのであれば
私達人間は彼らに学び
生活上のルールを

共有することはあっても
彼らを何者かに

仕立て上げるための

訓練は必要ないはずなのです。

彼らに私達が癒される時
彼らは何も
特別なことをする必要はありません。
ただそこに

存在しているだけで充分なのです。