犬の勉強をしたいけれど
どんな学校に行けばいい?
時々、そんなふうに聞かれることがありますが
学校に行くよりも、
一冊の本や教科書を読むよりも
まずは、目の前の犬を徹底的に
観察することに勝るものはありません。

経験がすべての世界。
犬を知るにはたくさんの犬に見習うのが一番。

我が家の三頭の犬達は
それぞれみんな個性的です。
いいところもあれば
駄目なところもある。
犬の個性を尊重しつつ
どうすればこちらの意図に気付かせられるか
犬にマニュアルはあってないようなものですから
観察と試行錯誤しかありません。

犬といかに意思疎通するか。

一般的にコミュニケーション能力を磨くには
まず、人の話を聞くことだといいます。
それと同じように、
犬のボディーランゲージを読み取ることが大切なのです。
こちらの気持ちばかりを話していては
それは独り言です。
コミュニケーションし合うには
相手を「尊重」する気持ちがなければ成立しないのは
犬の社会も、人の社会も同じなのです。

また、犬を知るということには
犬の短い一生を知るということも含まれます。。
これ以上の
道徳の教科書はありません。

アニマルセラピーなどというものが
流行ではありますが
ありのままの犬の一生を
まっすぐに受け止め
それを学び、支えていくことは
人をより大きく深く成長させてくれるものです。

私自身、我が家の三頭や
様々出会う犬達に日々学びを深めており
気付いたことをお教えすることが出来たとしても
おそらくは、一生勉強なのだと思っているのです。