ご存知の方は少ないかもしれませんが
東南アジアの一部地域や、中国の一部地域では
犬を食べるという食習慣が現存します。

主人が今年、仕事で訪れた地域でも
北京ダックのように処理され
吊るされた犬を売る道端の屋体を
いくつも見かけたとのこと。。。

そして、今日テレビで見たのは
中国の一部地域で年に一度盛大に行われる「犬肉祭」。
町をあげて、犬を煮たり焼いたりして食べる祭りの映像。

近年、中国の国内からも
その祭りを野蛮だとして
プラカード片手に中止を求める人や
愛護団体が祭りに詰めかけ小競り合いが起きているとのこと。
しかしながら、
「食文化を絶やすな」という声も根強く
中国の国内でも賛否両論あるというニュースでした。
その祭の期間中、
皮を剥がれた犬達が一万頭も消費されるのだそうです。

一見、とても野蛮であり得ないと
吐き気を催すほどの憤りを覚える内容ですが…
本当に対岸の火事と言えるでしょうか?

現代の日本において
犬を食べることでニーズを満たす人は皆無ですが
日本のペット業界が
日々繰り返している生体販売にはじまり
犬のニーズを無視して
感情を癒すためだけに犬を求め
不適切な飼育を犬に強いることや
年間何万頭と税金を使い殺処分していることなど。
冷静に考えれば、
「犬肉祭」で繰り広げられていることと
日本の犬を取り巻く現状は
差して変わらないような気がしてならないのです。