先日の記事でも書きましたが
Eカラー(通称 ショックカラー)の
トレーニング継続中です。

ルイス君、いい子なのに…と
言って下さる方がありがたいことにとても多いのですが
ルイスの興奮の先にある
シェパードのみならず
犬の本領を知った以上
「うちの子に限って」的な発想はもう出来ません。
仕切りきれない状況が
長引くほどに、状況は悪化します。
動物の本能に勝てる、オヤツはありませんし
なだめすかすことを試みれば
足元を見られるだけです。
それに、何より
犬の一生は短いのです。
忍耐強く、問題に取り組む姿勢はとても大切ですが
それにも、限度があります。
何より、問題を長引かせている間
人も犬もシアワセな状況ではないのです。

正直、先日のことがなかったら
このトレーニングに
取り組むことも無かったことと思います。

ルイスの興奮の調整。
まこのアラームの回避。
この二頭の連携プレーを崩さない限り
はまり込んだ悪循環から
抜け出すことは出来ません。

1日に発動する頻度は数回。
犬の興奮の予兆を見極めて崩します。
扱い慣れるまで、
ちょっとドキドキしますが
ドッグランや庭先などで
遠隔でありながら
瞬間的に興奮を下げられ
その後はきちんと回避行動を
取れている様子をみると、
犬にとってわかりやすくて
人と押し合いへし合いしない分
楽なのではないかと改めて思っています。
今後は、それら一連の
回避行動の定着を目指します。

私もルイスも失敗から
新たな学びを得ています。
失敗がなければ
この道具の良し悪しも
パワーブリードの犬飼いとしての危機感も
本物にはならなかったかもしれません。

この苦い経験が無駄にならないよう
犬にも、人にも負担の少ない
トレーニングのあり方を模索して行きたいと思います。