怖がりのココアは
見知らない人を見ると
その度合いに応じて
行動を選択します。
ほとんどの場合、逃げ腰になるだけで
散歩中はほとんどこれで乗り越えているのが現状です。
以前はリードを張って距離を稼ごうとしましたが
最近はその場で座ってやり過ごすことを学習中です。

家の中では、たまにまだ猫大臣に吠えてしまうことがσ(^_^;)
スーツとか着ると雰囲気が変わるので
仕方ないかもしれませんがやめさせます。

本日、ドアの不具合を直しに
工務店の方達がいらっしゃいましたので
「来客トレーニング」発動いたしました( ̄▽ ̄)☆

まずは、ココア。
人が入ってきた瞬間に吠えましたが
都度、緊張を崩し吠える手前でやめさせます。
合言葉は「見てるだけ」
ココアが頑張らなくても大丈夫なこと
ココアに用があるわけでないこと
リードを通して伝えつつ、リラックスする態勢に導きます。


ココアがそれらを理解し始めて
乗り越えようとしているのが

ココアの震えでわかります。
ひとしきり震えた後、お客さんの動きを
落ち着いて観察できるようになりました。
この、震えに同情しては
せっかくのココアの努力が台無しになりますので
リードで合図し、精神的なバランスを取ってあげながら
ココアを後押しします。
ココアが落ち着いたところで
せっかくなので、まこもチャレンジ。

工務店の方達には、申し訳なかったのですが
犬達に見向きもしないで作業してくれる状態は
来客へのハードルが下がりやすくなるので
ふと気づくと、犬がもう一頭増えているということに(⌒-⌒; )

来客に対して吠える。
同じ行動ではありますが
抱えている心理には個体差があります。

先日の工事から、警戒レベルが
上がったままでありました我が家の犬達。
ココアの吠えとは
違う対処法が必要になります。

興奮が興奮を呼ぶと言いますか
子供が自分の泣き声でさらに泣くのと似てるかもしれません。
自家中毒。

ココアは、対外的な物の動きを受け止めきれず恐怖心からの吠え。
まことルイスに関しては
興奮の蛇口が家の中という環境の中で
若干馬鹿になっている状態で
反射的に大興奮(-_-;)
この場合
その興奮と同等かそれ以上の強烈な一撃が必要になります。
泥酔して暴れる人に、水をぶっかける的なことです。
中毒的な反射から、我に帰っていただきます。

まことルイスには「トレーニングカラー」発動です( ̄^ ̄)ゞ
タイミングがこの道具の命です。
的外れな見極めしかできないと
完全に逆効果になります。


まこ学習中。

はっきり言って、
道具なんて、使わないに越した事はありません。

しかしながら、道具の正しい使い方をきちんと理解し、
用いれば人犬共に肉体的にも
精神的にも負担が軽減されることも事実です。

ハサミも使い方を間違えると怪我をします。
しつけに用いられている様々な道具も同じです。

犬に好ましい態度を教えるためのものであり
正しく使うことで、使用期間を短く済ませるのが
本当の愛情だと思います。
ほとんどの道具はネットで購入が出来る時代です。
但し、正しい使い方を学ばないと逆効果になったり
怪我をさせてしまう場合もありますのでご注意下さい。

なんだかわからないけど
緊張も興奮もしなくていいと
理解したので、お口もパッカーん(^_^;)
あっという間にリラックス。

お客さんに対して
いちいち犬のしつけに
協力してもらうわけにも行きませんから
静かに観察だけならOKということに。

工務店の人達も静かになった犬達に不思議そう(⌒-⌒; )

「普段は聞き分けの良い子なのに…」
という飼い主さん多いです。
犬が吠えることで
飼い主さん自身が緊張してしまうため
「吠え」の発火点に気付けない場合も多いのです。

興奮は人にとっても犬にとっても
肉体的にも、精神的にも無用の長物です。

ところで、「芸」は興奮を使って教えますが
しつけは「芸」ではありません。

バランスのとれた犬の群れは静かです。
家族は犬にとって「群れ」。
穏やかな犬との生活を目指す時
犬の問題行動ばかりでなく
家族全体のバランスを見直すことも大切です。

最後は二人で

静かに、お客さんを観察中。