こんな、動画をみつけました。

彼女が何をしゃべっているかはわかりませんが
見ているこちらもつられて笑ってしまいます(^_^;)

明るくて、パワフルでかなり振り切って見えますが
合間に見せる素の彼女はとても穏やかで自信に満ちています。

「笑う練習」是非ご覧ください。


セッションをやっていて一番苦慮するのは
飼い主さんの気持ちのギアを変えることです。
問題が、深刻であればあるほど
犬に対しての先入観と思い込みで
犬に対しての態度を変えることが難しくなります。

以前、「笑えないほど悩む時」という題で
記事をアップしましたので
ここに来て今度は笑う練習なんて
何が言いたいのかと思われるかもしれません。

ひとくちに笑いといっても種類があります。

先日の記事の笑いは「自嘲」という笑いです。
「私には無理」「この子には無理」「あれもこれも駄目だったし」
等々の後ろ向きな言葉の後に来る笑いのことです。
笑ってごまかすという意味の笑い。

今日、紹介したい笑いは
自分のネガティブな気持ちを笑い飛ばすための笑いです。

以前、CMのロケコーディネートをやっていた時
連日、徹夜続きでもやり抜くことが出来たのは
大声で笑いあえる仲間がいたからだと実感していました。
最近、やめた給食の職場でも
そこにいる先輩たちと共に、本当に気持ちいいくらい笑っていました。

笑うと、疲れが取れます。
そして、何よりネガティブな緊張感が
見事に洗い流されていきます。

セッションの話で何故、こんな話をするかというと
どうすれば飼い主さんの気持ちを解放して
要らない緊張をほぐし、自信を持たせるかが
とても大切なような気がしたからなのです。

ご相談いただく飼い主さんの多くは
飼い犬の態度を変えるためには
自分の態度を変えるしかないということにまったく気づいていません。
もちろん、それに気付かせるのがセッションということに
なるのですが、そこから先、いざそれに気付いたとして
どんなふうな態度を取ればいいのかがわからないのです。
私の真似をしてみてもらったとしても
身に付かないまま、元の状態に戻ってしまう
人の真似をするのは、簡単なようで案外難しいし、恥ずかしい。。。

ならば、どうするか。

ここのところずーーーっと考えておりました。

自分が、フラットになるために何が必要だったかを
考えて考えて思い出したのが笑うこと。

セッションでは犬の心理状態を
いかに変えるかを学びますが
もうひとつ大切なのは
飼い主さんの心理状態も変えないと
意味がないという結論でした。

躾けにマニュアルはありません。
マニュアル通りの犬もいません。
犬も飼い主も、十人十色。

人の真似でなく
飼い主さん自身の心の中に
犬に対しての正しいベクトルを見出してもらうためには
まずは、一度精神状態をリセットすべく
笑いでフラットになってもらうエクササイズが
あってもいいかなと思うようになりました。

必要か不必要かは置いといて
まずはレッツスマイル(*^_^*)

笑うって、生きるための術ですから
練習すれば心がぐっと引き上げられます。

自分の心身の健康のために
笑うことを出し惜しみするのはやめましょう。

心から笑える人は強いです。
だから、強くなりたければ笑えばいい。
笑っていると根拠のない自信が湧きます。
初めは、根拠がなくたって
そのうちに、本物の自信になっていくものです。

犬が大好きで
そして、犬にもっとも必要なのは
飼い主のフラットな精神状態なのです。

笑うことで、緊張を払拭し
深呼吸してみると
とても、穏やかで前向きな自分と出会えます。
穏やかに毅然と
指示を与えてくれる人間を
犬はいつだって求めています。