子育てにマニュアルはありません。
あったとしても
最低限のアウトラインだけです。

子育てだけでなく
料理でも仕事でも
何でもそうですが
そのこと自体に愛情があれば
私達は誰に何も言われなくとも
嫌でも創意工夫するのではないかなと思うのです。

避け続ける…
マネージには限界があります。

野菜が嫌いな子供に
野菜を避け続けさせるのが
本当の愛情でしょうか?

昔の母親なら、わからないように料理に忍ばせて
子供が気づかないうちに
その野菜を食べられたという経験を
子供に持たせるのです。

それこそが、創意工夫です。
ハッキリ言って面倒くさいです。
手間暇がかかります。
でも、それをあえてやることこそ
本当の愛情かと思うのです。

好き嫌いは、世界を狭めてしまうから。
あるよりも、ないほうがいい。
好き嫌いもひとつの個性というけれど
その個性で、生き辛くなるのは本末転倒というものだから。

出来ない、やらないで諦めることのほうが簡単なのです。
やらせるのには根気がいります。
けれど、出来ないことが出来るようになる喜びを
共有出来る瞬間は
かけがえのないものなのです。