チワワのルー君の飼い主さんから
感想メールいただきました。

とても率直で
おそらくはこんなふうな気持ちでおられる方は
きっと多いと思われる内容のメールでございました・・・。

一日で、意識を変えることは難しいと思います。
それが身近な人達であるならばなおのこと難しい・・・

元々の意識の名残が多々見受けられる文面ではありますが
学ぼう!という意欲を大切にしていただき
その、お気持ちを後押ししつつ、
客観的にご自身を振り返っていただく意味も込めまして
メールをご紹介させていただきます。


★★★★★

昨日は本当にありがとうごさいました!
相談できて本当によかったと思います。
色々教えて頂いて勉強になりました。

しかし、正直な話しちゃんとしつけできるのか、
かなり不安です…
母も不安がっていて、
まだかわいそうだと言っています。

でも私は、ルーの為を思ってしつけして行こうと思ってるんですが、
母と思いが食い違ってしまっていて、
これではルーも不安がって思うようにはしつけられないですよね!
私と母の気持ちが一緒にならなければいけないと思ってるんですが、、

中略

昨日帰ってからルーの様子を見てましたが、
やはり尻尾がピンと立っていました。
緊張している状態ですよね?
でも、寝る時は自らゲージに入って行ったので誉めてあげました。
この緊張を取ってあげないといけないんですよね?
しつけをしている内に取れてくるものなんでしょうか…?
まだまだ分かってないですね(^^;)
ひとまず、今は散歩でしつけて行きたいと思います!
ありがとうごさいました!


★★★★★


躾に関しては家族全員の意識が大切です。
これは躾けの為ではなく、
家族の一貫した態度というもの自体が
犬にとってこの上ない愛情であり
安心に繋がるからです。

人間が犬のニーズをまったく満たすことなく
過剰な要求ばかりをすれば、犬もぐれてしまいます。


ルー君は小さいけれど
赤ちゃんではありません。


人間でいえば、もう立派な成人男子に向かって赤ちゃん扱い・・・。
このミスマッチな対応は犬にとって、
とても不健全であり、ストレスフルなものなのです


ご家族の皆様の気持ちが定まり
犬に真摯に向き合えた時、
犬は驚くほど簡単に態度を変えてくれます。


形にとらわれず、
犬の気配を意識的に感じるようにして下さい。




★★★★★
今回の飼い主さんは四人家族なのですが
犬に対しての態度がバラバラ・・・
お母様は犬に過保護
娘さんは犬に威圧的
息子さんは犬をからかう
お父様は犬に恐怖心がある

ルー君は混乱していました。

今回、いらしていただけたのは
娘さんのご依頼でして
お母様は躾けに対して懐疑的で消極的・・・。

犬にも心理、精神の世界があります。
その世界を否定したような飼い方をしたとき
犬はわかりやすい、問題行動を起こすのです。